こたつウサギの寝言

思ったこと・感じたことをつらつらと

「シングルハラスメント」を考える。

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どうも、ダービーです。

 

今や、セクハラ・パワハラモラハラなど、数々のハラスメントが周知されるようになってきました。

 

職場などでは、通称パワハラ防止法が2020年6月施行予定となっています(中小企業は2022年~)。

 

そんな数あるハラスメントの中、無自覚に行われてしまう可能性があるのが、シングルハラスメントです。

 

今回は、そこまで浸透していないシングルハラスメントについて考えていきます。

 

 

シングルハラスメントとは

シングルハラスメントとは、独身でいることに対し精神的な苦痛を与える行為を指します。

 

もっと簡単に表現すると、人の結婚観や人生観を否定し、結婚=当たり前という価値観を押しつけてしまう行為のことをいいます。

 

セクハラやパワハラと違い、自分が悪いという自覚が少ないというのが特徴であるといえます。

 

知らないうちに自分もやっていた、なんてこともありますし、よかれと思っていったセリフが該当してしまう場合もあるので、注意が必要ですね。

 

シングルハラスメントをしてしまう要因

①結婚=して当たり前のものという価値観

 

すでに少し触れましたが、結婚をするのが当たり前だという凝り固まった価値観をもっているということが挙げられます。

 

もちろん、時代によってはそれがまかり通ったかもしれません。が、時代の流れは早いもの。昔のノーマルが、今のアブノーマルであることを忘れてはいけません。

 

また時代だけでなく、未だ世の中全体に、結婚するのが当たり前という風潮が蔓延っています

 

これは、「結婚が最大の幸せである」という、どこから湧いて出てきたか分からない理屈が根底にあります。

 

これに侵されると、時代の影響を受けた中高年だけでなく、若者でも「結婚が人生最大の幸せ!」という価値観を持ってしまう可能性があります。

 

②独り=寂しいという固定観念

 

結婚=幸せという風潮に加え、独り身=寂しいという風潮もシングルハラスメントが起きる1つの要因であると思われます。

 

大前提として、寂しい・寂しくないは本人の感じ方次第です。

 

人によって感じ方が違うであろうことに対し、「絶対にこうだ」という押しつけは見直さなければなりません。

 

独りでも楽しく暮らせる人も大勢います

 

にも関わらず、絶対に寂しいと決めつけてくる人というのは、おそらくその人自身が独りだと寂しいだけです。言われたことがある人は、そんな可哀想な人を哀れんで合掌でもしておきましょう。チーン

 

③自身が結婚したことを後悔している

 

シングルハラスメントをしてくる人が、なにも全員結婚=最高と思っているとは限りません。

 

中には、結婚したけど後悔しており、独身である人をうらやんでいる可能性もあります(あくまで推測)。

 

人は皆、ないものねだりをしてしまうものです。自分が受けた苦しみは他人にも感じてもらいたいと考える人もいます。

 

彼氏・彼女問題にも拡大

結婚という問題は、主に社会人である20~30代中心に起きます。が、それ以下の世代でも、シングルハラスメントに似た状況というのは起こりえます。

 

それが「彼氏(彼女)いないの?」というもの。

 

特に高校~大学は、"恋愛に生きている人" が一定数いるほど、青春真っ只中。

 

独り身でいることが異常という見方をする人・「彼女いない歴=年齢」に身構える人も、経験上少なくありません。

 

これも、本人の自由です。

彼女いらないという人だって存在しますし、その価値観を否定される筋合いはありません。

 

逆に、欲しいけどできないという人に対し、「君は◯◯だからできないんだよ」と要らぬアドバイスをするのもお門違い。

 

僕自身、一応高校・大学と各1人ずつ彼女がいましたが、今現在特に欲してはいません。結婚に関しても、してもしなくてもいいくらいの価値観です。

 

何が正解かなんてどこにもありません。

 

回避策

シングルハラスメント全般に言えることですが、何を言われても半分聞いてないくらいのスルーが最善策です。

 

どうせ実害を伴わない、ただの嫌味・お節介に留まることが多いものです。

 

であるならば、そんな言葉1つでいちいち落ち込むのも追い込まれるのも無駄というもの。

 

「そうですねぇ~ハハハー^_^」と相槌だけしてノーダメージ。これが理想です。「うぜぇ!」と思うことすらもったいないことこの上なし。

 

は?こんな方法?と思うかもしれませんが、セクハラやパワハラと違い、別にそこまでゴリゴリに予防線を張る必要すらありません。

 

「幸せ」に定義なんてものはない

なんか綺麗事っぽいこと言ってますが、本心です。

 

よく、「幸せとはなにか」みたいな議論がありますよね。ですが、そもそも「こういうのを幸せというのだ」ということすら必要ないと考えます。

 

質素ながら平和に暮らせればいい、という人もいるでしょうし、有名になって何かデカいことを成し遂げたいという人もいるはずです。

 

ですから、結婚=最高の幸せという理屈は、もはやただのツッコミ待ち発言と言えます。もし口にしているのであれば、今すぐ改めましょう。バカにされてしまいますよ(僕みたいな人に)。

 

まとめ

今回は、シングルハラスメントについて考えました。

 

まとめると、結婚は当たり前でもなければ人類共通の幸せでもないということです。

 

まして、それを他人に押しつける行為は、愚の骨頂。

 

結婚問題だけでなく、どんなことにおいても「決めつける人」にならないように気をつける必要がありますね。僕も省みることにします。

 

しつこく「結婚しないの?」と言われ続けた時には言い返してあげましょう。

 

「え?君は結婚でしか幸せを感じられないの?かわいそー」と。

 

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