こたつウサギの寝言

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自分探し=海外旅行が安易な考えである3つの理由

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どうも、ダービーです。

 

よく自分探しの旅なんて言葉がありますが、自分探しのために海外旅行に行くというのも珍しくありませんよね。

 

僕はこれ、非常に非効率な気がしてなりません。

 

そこで今回は、自分探しのためにすぐ海外旅行に行くのが安易な考えである理由について考えていこうと思います。また、同時に僕が思う有効な自分探し方法についても触れていきます。

 

海外旅行という選択が浅すぎる理由

 

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機会が限られている

 

金銭的に負担があるのはもちろんのこと、スケジュール的にもかなり制限があります。大学生なんかはまだ比較的時間に余裕があるものの、社会人になるとそうもいきません。

 

自分探しのために海外に行きたい!と思っても、それをすぐに行動に移すことはかなりキビシイでしょう。つまり、自分探ししたいと思いつつもそれを行動に移すのには時間がかかり、そこで何も得られなかった場合次のチャンスはさらに後になるということです。

 

自分探し=海外旅行と思っていると、チャンスそのものがかなり少ないが故になかなか自分は見つからず、いつまで経っても変わらないでしょう。

 

目的が曖昧

 

何をしに行くのか、何を得ようとしているのか、何処に行くのか、なぜその地を選んだのか、そもそも海外旅行という選択が最適なのか。このあたりがハッキリ答えられないのであれば、個人的にはまず行く意味はないと思います。

 

海外に行ったところで目的なく過ごせば、それはただの観光になります。自分なりに何を求めているのか、どうなりたいのかというフィルターを通して過ごすことで、はじめてヒントが得られるはずです。

 

スーパーでの買い物ですらある程度買う物の検討はつけてから行くのに、形のない自分探しにおいて想定する目的やゴールもなしに行くのは無駄と言わざるを得ません。

 

旅行なんてお金も時間も段違いにかかります。観光目的じゃないのなら、なおさら目的がないと勿体ないことこの上なし。

 

自分探しといったら海外一人旅でしょ!というフワフワした考えではまず何も得られないでしょう。これでは行ったとしても飯食って観光して帰国が濃厚です。

 

外に答えを求めている

 

いつもと違う場所に行けば新たな刺激があるのは間違いありません。ただ、とりあえず海外行けば何か見つかるはずという思考はあまりにも外の世界に答えを求めすぎです。言い換えるなら他力本願。

 

どんなことにも言えますが、何かアクションを起こそうという時にまず人に聞くという姿勢の人って一定数いますよね。ネット上なんかでも、なぜその段階で質問してるんだろう?っていう質問見たことありませんか?「◯◯しようと思っているんですけど、どう思いますか?」みたいな。まずは自分で動いてからにすりゃいいのにっていう。

 

僕みたいに人を頼らなさすぎ(頼れない)も問題ですが、その逆で人を頼りすぎるのもどうかと思います。実は自分が求めていたことが、一人で深く考えることで得られることかもしれません。それなのに、自分探しの第一アクションが海外旅行というのは、あまりにも安易な考えと言えるでしょう。

 

話が少し逸れますが、自分探しをしたい人って今の自分に不満があったり自信がないことが原因であるような気がします。要は、自己肯定感が低いということです。

 

であるならば、自分の悩みに対して自分なりに深く考え対処することで、自分の力で解決できた(もしくは多少改善できた)という体験が自信につながり、今の自分を肯定できる要因になり得ます。海外に行くよりよっぽど効果があるでしょう。

 

自分探しの仕方

 

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一人の時間を設ける

 

一人の時間を作る大きな目的は、自分と向き合うことにあります。

 

一人の時間が思考を深くすることは、様々な著名人の発言からも明らかです。例えば、トーマス・エジソンはこのように述べています。

 

最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる

 

混乱とは、カオスな状況という意味ではなく、色んな余計な情報が頭に入ってくる状態であると僕は推察します。つまり、孤独のときに最も思考が深くなり、他者などの余計な情報が飛び交っている状況下では思考は浅くなるということだと思われます。

 

ここからも、1人の時間を設けることは自分の内面に目を向け、悩みや将来をクリアにするためには必須であると考えます。

 

今やりたいことに集中する

 

そもそも、自分探しが必ずしも必要とは思いません。

 

これから生まれてくる子ども達のうち、現存する職業に就く割合は35%とも言われています。つまり、今はない職業に就く人が65%ということです。(※注1)

 

これは単なる一例に過ぎませんが、このように長期的な視点を持ったとしても時代の流れが変わることなんてざらでしょう。

 

ということは、将来何をしたいのかという長期的な視点も大事ではありますが、それ以上に今その瞬間にやりたいことをやることの方がもっと大事と言えるでしょう。

 

スティーブ・ジョブズは次のような言葉を残しています。

 

Connecting The Dots

 

直訳は点と点を繋げです。

要は、その瞬間やりたいこと・興味のあることに熱中すれば、いずれその点同士が繋がる時がくる、ということです。

 

未来を予想することが難しいくらいに変化が激しい現代だからこそ、今興味のあることに力を入れることの方が大事ということを端的に表した言葉と言えるでしょう。

 

まとめ

 

自分探しそのものを完全否定するつもりはありません。

 

ただ、その手段として海外旅行という選択をするのは、もっと他の方法を試してからでもいいのではないかと思っています。だって、時間もお金もかかるんだから。

 

すでに触れたように、自分探しをしたいのは幸せを求めているからでしょう。であるならば、やはり1人の時間の確保は大事だと心の底から思います。

 

なぜなら、幸せとは主観的要素の強いものだからです。もっと簡単に言うと、幸せと感じる瞬間は人によって違うということです。

 

となれば、まずは自分にとって幸せとは何なのか、重要視しているポイントはどこにあるのか、もっと言うと自分自身についてよく知る必要があります。

 

是非一度、まずは自分の内面と向き合ってみてはいかがでしょうか。

 

※注1

世界経済フォーラム(せかいけいざいフォーラム)とは - コトバンク

 

 

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