こたつウサギの寝言

思ったこと・感じたことをつらつらと

日本人賞賛系TV番組にみる日本人の自尊心

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こんにちは、ダービーです。

 

突然ですが、日本人は他国に比べて自尊心が低いと言われているのをご存知でしょうか?きちんと実験を踏んだ研究結果としてそのように出ているようです。

 

しかし、その結果がどうも違うのではという、これまた別の論文が(ここでは面倒なので詳細は端折ります)。実験の仕方を変えたところ、アメリカ人なんかと比べても自尊心の高さにそこまで違いはないという結果が出たそうです。

 

その論文では、2つの実験でこのような違いが出たのにはある理由があるのでは?と考えられています。それはズバリ、日本人の「謙遜」です。

 

日本では自分を下げる(へりくだる)ことが1つの文化となっていますよね。褒められたら「いえいえ、そんなこと‥」なーんて言ったことある人がほとんどじゃないかと思います。もちろん僕だって。息するように謙遜しています。

 

話を戻しますが、日本人も実は自尊心がそれほど低くないことが分かりました。ですが、僕からしたらそんなに意外なことでもありませんでした。その訳は、今回お話しするいわゆる「日本人賞賛系TV番組」の存在です。

 

数年前からいつの間にか増えたのが、これ系の番組。世界で活躍する日本人を取り上げどんな活動をし、貢献しているかを賞賛したり、日本の文化・技術を海外の人に披露し絶賛されていたり。

 

なんでこんなにも似通った番組がことごとく人気なんだろう、と当時から少し疑問に思っていたので、これでようやくすっきりしました。つまり、普段謙遜というよそ行きのお面をつけている我々日本人にとって、テレビを通して第三者が賞賛されることが間接的に自尊心をくすぐられる絶好のツールだったのではと自分の中で結論づけられたわけです。あ、これあくまで僕の感想ですよ。僕の中で納得がいったというだけの話。そう考えたらこれらの番組が人気の訳も自尊心が低くないこともつじつまが合うのではと思えました。

 

ここで、そんな番組の例をいくつか挙げてみます。

 

・世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~

・ぶっこみジャパニーズ13

・世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団

・世界のムラで発見!こんなところに日本人

 

これらはあくまで一部にすぎません。でも、どれもこれも一度は聞いたこと・見たことはある番組ばかりです。ちなみに、テレビ番組だけでなくニュースやネットでも出回っています。海外でのスポーツの試合後、日本人サポーターによって客席の清掃がされただとか。よくある話です。

 

番組で取り上げられている日本人は本当に凄い方ばかりなのに間違いはありません。ただ、いわば第三者であるその方々の活躍を、同じ日本人であるという同族意識でもって自分のことのように誇らしげにするのは違う気がしてなりません。出来るだけ自分が誇れるだけの努力と活躍をして、自分自身のことを誇らしく思いたいと漠然と感じました。と言いつつ、見るときは見るんだけどね。

 

書いてから気づいたけど、同じような内容書いてる記事あるじゃん。パクりじゃないからね?‥‥ね?(念押し)