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初対面に弱い内向型におすすめ!「共通点探し」の魔力

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どうも、ド内向型のダービーです。

 

内向型人間にとって、初対面のコミュニケーションは最も苦手なものの一つですよね。

 

なかなか心を開けない、距離感が縮まらない、親密になれない‥‥。まさに内向型のあるあるです。

 

それに対して、外向型はどうでしょう。

 

基本的に誰とでもすぐ打ち解けて仲良くなり、楽しそうに会話している様子を見て、ああなりたいな~と思ったことがあるのは、きっと僕だけじゃないはず。

 

そんな初対面のコミュニケーションが不得手な内向型の方が、今よりもっと打ち解けやすくなるために重要なのが、相手との共通点探しです。

 

今回は、初対面のコミュニケーションを苦手とする内向型でも距離感を縮められる、「共通点探し」の効果について触れていきます。

 

こんな人におすすめ

 

・初対面のコミュニケーションが苦手

・なかなか他人との距離が縮まらない

・長い付き合いなら得意

 

 

 

 

結論:似ている人に好感を持つ

 

はい、いきなり結論です。だらだら引っ張っても意味ないしね。

 

人は、自分と似ている人に対して好感を持ちます。要は、共通点があれば距離感が自然に縮まるということです。

 

共通点のレベルは、どんなに些細なものでも構いません。

 

出身や部活動・家族構成など目に見える事実から、普段動くペース・1分間に話す単語数が近い、といった無意識レベルの共通点でも、人は親近感を感じます。

 

もっと言うと、海外における旅行者を狙った盗人が、第一声にその国の言葉で話しかけるのもちゃんと意味があります。そんなレベルでも人は心を開いてしまうということです。

 

では、なぜ自分と似た人に好感を持つのでしょうか?

 

答えは至って簡単。共通点がある相手に、一番好きな「自分自身」を見出すからです。一番好きな自分と似ている→好感を持つということです。

 

ここで、僕自身の過去を振り返ってみました。

 

数年前お付き合いしていた大学の同級生は、よく考えたら出身地が同じ。仲良くなったきっかけも出身地の話で盛り上がったことだったような気がします。

 

それから、就活。内定をいただいたある企業の最終面接担当者は、実は同じ部活動だったことが後から分かりました。

 

振り返ってみると、やはり共通点と親密さには相関があると言えそうです。これらは、あくまで僕個人の経験ベースですが。

 

ちなみに共通点を見つけることは、仲良くなるだけでなく、相手を自分の思惑通りに動かす場合にも活躍します。交渉などの場面にも活きるということですね。

 


 

ここで、一つ注意しなければいけないことがあります。

 

それは、共通点を見つけることは、あくまで確率を上げるのに過ぎないということです。

 

共通点が見つかったからといって、絶対に親密な関係になれるということではありません。ご注意を。

 

さらに効果を上げるには

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上述したように、共通点探しは、親密になれる・相手を思惑通りに動かす可能性が高まるというだけです。

 

この効果を、さらに上げる方法があります。

 

それが、希少性の高い共通点を見つけることです。

 

自分と相手だけ。それ以外に当てはまる可能性が低ければ低いほど、より親密になり、相手に影響を与えやすくなります。

 

ですから、お互い「長男」というだけよりも、「妹もいる」方がより親密になれる・影響を与えることが簡単になります。もっと言うと、お互いに「双子」ならばかなりのアドバンテージとなるでしょう。当てはまる人が少ないから。

 

また、すでに挙げた僕の経験談を基に考えてみましょう。

そのコミュニティ内に特定の地域の出身者が少なければ少ないほどより効果があります。例えばアメリカで、同じ日本人と出会ったというだけでなく、さらに同じ県出身という方がより効果大となります。分母が少ないからです。

 

また、部活が同じでも具体的な種目・ポジション・境遇といった細かいレベルで似ているほど、効果大というわけです。

 

これを裏付けるある研究を見てみましょう。

 

 被験者にある特定の人物のスピーチを聞いてもらい、その影響力を調べる実験を行いました。

 

被験者は全部で三つのグループに分けられ、

 

グループ①:特に何も知らされていない

グループ②:「自分達はその人物と指紋のタイプが一緒(よくあるタイプ)」

グループ③:「その人物と指紋のタイプは一緒だし、かなり珍しいタイプ」

 

と事前に聞かされています。

 

すると、その後その人物のスピーチに影響を受けた割合は、

 

グループ①48

グループ②55

グループ③86

 

となりました。

 

つまり、相手との共通点があると知った人はその人に影響されやすく、その度合いは共通点の希少性で大きく変わることが分かったのです。

 

まとめ

 

内向型の人にとって、最大の難関は初めて会った時です。

 

そもそも内向型は、深く・狭い人間関係を築き、長期的な関係を維持できる傾向があります。ということは、初めが上手くいけばその後の関係を築くのは得意ということ。

 

苦手を根本から克服するのではなく、工夫することで、その後は外向型にも負けないコミュニケーション力を発揮できることでしょう。たぶん。

 

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