こたつウサギの寝言

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新卒きっぷは伝説ポケモン捕獲イベントに似ている

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どうも、ボールをケチってディアルガをプレミアボールで捕まえた、ダービーです。

 

気づけばもう僕も大学4年。就活も経験しました。そんな中で、一つ思うことがあったので、書いておくことにしました。それは、

 

新卒きっぷは伝説ポケモン捕獲イベントに似ている、ということ。

 

考えれば考えるほど、自分的にはしっくりきている例えに思えます。

 

しかし、これだけでは何のことかさっぱり分からないという方もたくさんいるでしょう。皆さんの頭の上に「?」が浮かんでいるのが容易に想像できます。

 

そこで今回は、新卒きっぷは伝説ポケモン捕獲イベントに似ていると思った理由をメインに話していこうと思います。

 

ポケモンネタなんか分かんねーよ!という意見はここではスルーして進めます

 

 

新卒きっぷと伝説ポケモンイベントの類似点

 

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 早速本題に入ります。

 

類似点は全部で3つあります。

 

①夢みたいな大きなチャンス

 

・新卒

新卒というだけで、日本の大体の企業に入るチャンスが与えられます。(企業側がウェルカムな姿勢だということ)

 

個人の能力に差があるのは事実ですが、チャンスという点だけ見れば、誰もが大企業に入れる可能性があります。おまけに、実績よりポテンシャル重視しているところも少なくありません。(今後変わる気もしますが)

 

つまり、新卒という肩書きは人生で一度しか得られない、夢のようなフィーバータイムということです。

 

ハッキリ言って「え?いいの?僕で?」って感じ。「だって新卒ってだけだよ?」って。

 

・伝説ポケ

同じように大きなチャンスを与えてくれるのが、伝説ポケモン捕獲イベント。

 

だって、ただストーリーを進めていくだけで自然と伝説ポケモンを捕まえるチャンスをくれるんだから。なんなら伝説ポケモン側が、「捕まえて」と言わんばかりに僕らを待ってくれてたりします。

 

それまで野生のポケモンを捕まえたり、進化させて強くしたポケモンたちだけで冒険を進めてきたのに、いきなり種族値が桁違いなポケモンを捕まえて良いなんて。

 

しかも、「伝説」のポケモンと言われるだけあって、町の壁画になってたり古い書物に名を連ねていたりします。そんな「大物」を生意気なお子様トレーナーの手持ちにしていいなんて‥‥。現実的に考えたら、国か研究機関行きが濃厚です。

 

 

 

結局何が言いたいかというと、どちらも嘘みたいなビッグチャンスをポンッとくれるということです。

 

就活なら大学を卒業するだけ、ポケモンならストーリーをある程度まで進めるだけで、ビッグチャンスが与えられます。これが1つ目の類似点。

 

②確定でやってくる

 

・新卒

大学を中退した場合なのは除きますが、少なくとも大学卒業できれば(就活の段階で卒業できそうであれば)まず間違いなく全員にチャンスは訪れます。

 

コイツは成績良いから良し、コイツは悪いから新卒剥奪‥‥なんてことはあり得ません。確定と言えるでしょう。

 

・伝説ポケ

こちらは、言うまでもありません。

 

友達は普通に捕獲イベント来たのに、自分のだけ来ない‥‥なんてことがまずないからです。おまけに、各地を飛び回る系のポケモンでなければ、逃げ出すこともありません。

 

何度ストーリーを始めても、必ずミュウツーは君を待ってくれています。

 

 

 

例外はあるにしろ、基本的にはどちらもほぼ全員に確定でチャンスがやってきます。これが、2つ目の類似点。

 

③1回きり

 

・新卒

新卒という肩書きを使えるのは、1回きりです。それを逃すと、それは第2新卒と名前を変えます。

 

第2新卒だから完全に不利というわけではないですが、やはり内定をもらえなかった理由が何かしらある人なんだろう、というバイアスのかかった見方をされることもあるようです。

 

つまり、新卒と言えるのも扱われるのも、人生でたった一度だけということ。

 

・伝説ポケ

ポケモンをやったことがある人なら分かると思いますが、セーブデータは一つしかありません。そしてもちろん、一つのセーブデータに一つのストーリーしか存在しません。

 

そして、そのストーリー内で特定の伝説ポケモンを捕まえることができるのも、同じく1回のみ。

 

倒してしまうと、基本的にはそれでおしまいです。だからこそ、戦う前にレポート書いてから挑むわけです。

 

僕は、レポートも書かずに誤ってスイクンをワンパンで倒してしまいました(強さを見誤った)。

 

 

 

どちらも、基本的に与えられるビッグチャンスは1回きり。これが、3つ目の類似点です。

 

数は少ないが相違点もある

 

これまで似ているポイントを挙げてきましたが、中にはハッキリ違うポイントもあります。そして、この違いがけっこう大事になってきます

 

相違点は、1つあります。

 

就活はやり直せない⇔ゲームはやり直せる

 

ずばり、ポケモンはリセットが可能ですが、新卒としての就活はそうはいきません

 

さっきどちらも一度きりって言ったじゃん!と思った方もいるでしょう。でもね、ちゃんと「基本的に与えられるチャンスは一度きり」って書いてあるでしょ。

 

もっと詳しく説明すると、あらかじめセーブもしないしリセットもしない、そんな純粋な小学生のような楽しみ方をした場合、チャンスは一度きりということです。

 

ということなので、伝説のポケモンを倒しちゃった、もしくは捕まえるためのボールが無くなったという場合、事前にセーブしていれば何度でもリセットして再挑戦できます。

 

また、ポケモンによっては、殿堂入りすると再び同じ場所に現れるなんて仕様もあった気がします(定かではありませんが)。

 

さらに、現在ではゲームソフトの枠を越えて、別のソフトにポケモンを連れて行くこともできます。小金持ちなら乱獲も可能です。

 

このように、やはりゲームと現実との間には明確な違いがあります。

 

まとめ

 

結局何が言いたいかというと、新卒という本当の意味で人生一度きりのチャンスを、軽視して逃したりするなよということです。

 

もちろん、起業をするといった方には関係ありません。しかし、大多数は就職という道を選びます。中には、面倒くさいとか言って就活のスタートが遅れる人・そもそもやってない人が居てもおかしくありません。

 

そのチャンス、ミュウツーみたいに何度も来ませんよ?

 

個体値厳選して吟味できるほどの余裕もありませんよ?

 

特にこれからは、足並みをそろえた一斉就活が終わる可能性があります。早く動いた奴が有利になります。いや、大企業に関してはもうすでにそうです。僕の友達も、誰よりも早くスタートし、某大手IT企業に決まりました。

 

もちろん、個人の意思が尊重されますから、押しつけることはしません。

 

いくら伝説だとしても、「いらない」と思えば倒すことも逃げることも個人の自由。新卒がいくらチャンスだろうと、それをどう活かすも殺すも自由。

 

はい、もう一つ類似点が見つかりましたね。チャンスを活かすも殺すも個人の自由という類似点がありました。

 

でも、最後にもう一度だけ言います。

 

新卒きっぷに、2度目はありません。

 

以上、就活を面倒くさがって危うく台無しにしかけた、ダービーでした。

 

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