こたつウサギの寝言

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内向型は "アドリブ" を捨てて人一倍 "準備" を徹底するべし!

 

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どうも、ダービーです。

 

突然ですが質問です。

あなたはアドリブに強い方ですか?準備をそこまでしなくてもスピーチなどをこなすことができますか?

 

僕を含め、内向型の人はアドリブに弱い傾向があるように感じます。根拠は、内向型が「話す前によく考える」ことにあります。

 

反対に、外向型は比較的アドリブに強いと思われます。話ながら考え、考えながら話すことができるからです。要するに、その場のノリでなんとかなりやすいのが外向型です。

 

確かにアドリブで答えられるのって憧れますよね?でも、残念ながら人それぞれ得意・不得意があります。

 

そこで今回は、内向型はアドリブを捨てて人一倍準備をするべし!というテーマでお話ししていこうと思います。

 

こんな人におすすめ

 

・アドリブ返答が苦手

・焦ると頭が真っ白になる

・考えすぎて言葉が出てこない

 

 

内向型がアドリブに弱い根拠

 

すでに軽く触れていますが、内向型は話し始める前に頭で考える傾向があります。

 

これが原因となり、瞬発力を求められる雑談や想定外の質問、突然のアレンジが苦手となることがあります。

 

ここで一度、他愛のない会話の中で内向型がどのようなことを考えているのかを見てみましょう。(※あくまで例です)↓

 

相手「休みの日って何してんの?」

 

「えーっとね~‥‥(何って言われてもコレといった事はないなぁ。毎週決まってやることなんてないし。いや、待てよ?これはただの雑談に過ぎないのだから、気楽に答えてもいいんじゃないか?でもそれだと、深掘りされても広がらないしなぁ。第一、自分の休日に興味なんてないのでは?だとしたら聞かないでよ。んもう。)寝てる。」

derby-rabit.hatenablog.com

 

僕の場合、こんな感じになります。

「寝てる」ほどつまらない答えないよね~、と言われたりしますが、決して本当に寝ているとは限りません。妥協の答えである場合もあるのです。

 

このように、聞かれた!はい、答える!といった瞬発力を求められる場面では、文字通りフリーズしてしまうのが内向型の特徴のひとつです。

 

"準備" をすることのメリット

 

大きく分けると、メリットは二つあります。

 

①焦らなくなる

 

内向型は慎重派で心配性な性格を持つ傾向があります。つまり、できれば極力焦りたくないし、動揺しないように生きていきたいはず。

 

そんなときに何事もしっかり前もって準備していれば、余計な心配をする必要もなくなりますし、焦る確率も下げられます。

 

おまけに、大勢の前で発表するなど、緊張する場面では不安要素を減らせるので、リラックスでき失敗しづらくなるでしょう。

 

知らない場所に行く際に、前もって経路と時間をしっかり調べれば、当日焦らないのと同じです。

 

②「返し」が安定する

 

当然の話ですが、準備をすると受け答えがスムーズになります。

アドリブのような素早いレスポンスができれば、もはや苦手なアドリブを身につける必要はありません。

 

また、内向型の強みである、詳しいことに関してはスラスラ話すことを生かす絶好のチャンスでもあります。自分の好きなモノ・コト、趣味などについて小一時間は話せるよ、という方もいるはず。徹底的に準備すれば、同じ効果が期待できます。

 

例えば、スピーチ。話す事柄について十分に知識を深め、完全に自分のフィールドにしてしまえば、あとはそのホームで自分のペースを保つだけ。

 

具体的な準備(場面別)

 

ここからは、場面ごとにどのような準備をすればいいのかについて解説していきます。

 

ケース①:スピーチ・発表

・話す構成

・要点(一番言いたいこと)

・想定される質問とその答え

 

これらを事前に組み立てることが必要になります。

まず、構成。これをハッキリさせることで、内容を簡潔に分かりやすくまとめることができます。また、イレギュラーな事態に陥りペースが乱れたとしても、構成がしっかりしていれば、再び復帰することが容易になります。

 

次に、要点。ダラダラ話して結局何が言いたいか分からない人を、誰しも一度は見たことがあるかと思います。こうならないためにも、一番伝えたいこととそうでないものの区別は大事だと思います。また、思いの外時間が足りなくなった場合、要点さえ伝えられれば早足でも最低限伝わります。

 

最後に、想定される質問。質問されるのが一番アドリブだと苦しいところですよね。であれば、初めからどんな質問が飛んでくるか予想し、ある程度準備することで多少備えることができます。相手の気持ちを汲み取るのが比較的得意な、内向型の強みを生かすチャンスでもあります。

 

そうは言っても、想定外の質問は当然あります。

そんな時は、ちょっと時間をもらうことをおすすめします。素直に「ちょっと考えさせてください」と断りを入れて考える時間を強引にでも作ることで、気休め程度ですが頭の整理ができます。また、相手の質問内容を軽く言い換えて「こういう主旨の質問であってますか?」という確認(オウム返し)をすることで時間を設ける方法もあります。

 

ケース②雑談

 ・事前に答えを決めておく

・始め方と広げ方をパターン化する

 

まず、「事前に答えを決めておく」について説明します。

これは、相手から質問された時のための準備です。先ほど例として挙げた「休みの日何してる?」という質問は、特に初対面などあまり互いのことを知らない場合の常套句です(社会人になりたての僕が、会社の上司からもう10回はされた質問)。

 

この例のように初対面の質問にはいくつか頻出クエスチョンが存在します。これらに関しては、予め答えを用意しておくことですんなり答えられるはず。

 

次に、「始め方と広げ方をパターン化する」です。

これは、自分から話題を繰り広げていく時のための準備です。いくら雑談が苦手だからといって、相手に全て任せっきりにはできません。そんな時は、会話の始め方と広げ方を決めておくのがおすすめです。

 

僕が特におすすめする始め方は、変化相手周辺の話題です。

変化とは、天候・髪・雰囲気・感情・環境などの変化を指します。変わった点をきっかけとすることで、話題探しは結構楽になります。

 

相手周辺の話題とは、相手の身の回りに関することや相手の興味の対象を指します。人は、自分の興味・関心のあるものについて話すのが好きな生き物です。そして、どれだけ自分が気持ちよく話せたかが、楽しかったか否かに影響します。おまけに、自分の興味あることに相手が感心を示してくれたら嬉しいことこの上なし。

 

僕がよくやるのは、相手にされた質問をそのまま相手に返すことです。

僕の経験上、自分が話したいと思っている話題を人に質問する人が多いです。「ラーメン好き?」と聞いてくる人に「ラーメン好き?」と聞くと 大抵熱く語り始めます。

 

また、広げ方については、大きく2つの方法があります。

 

・深掘りする(縦方向)

・関連する話題へ興味を示す(横方向)

 

深掘りは、5W1Hなど一つの話題について深く聞いていく方法です。関連する話題に興味を示すのは、相手が口にした言葉をきっかけに別の話題に飛び移る方法です。

 

例:

「よくこのお店には来るんですか?」(頻度)→ 縦

「休みの日何してる?」~「読書」~「最近読んだおすすめ本は?」→ 横

 

まとめ

 

今回は、内向型はアドリブではなく準備をするべし!というテーマでお話ししました。

 

確かに、その場のアドリブでキレッキレの回答ができたら格好いいことでしょう。まさに憧れ。ただ、どんなことにも得意・不得意は存在します。

 

内向型は、アドリブに弱い代わりに「聞く力・考える力」がある方だと思われます。だとすれば、自分の得意なことを生かして、別の戦略で戦う方が賢いのではないかと思います。

 

即興で瞬発力を必要とされる場面を苦手としている方は、是非事前準備に力を入れてみてはいかがでしょうか?(雑談が死ぬほど苦手だった僕でも、今では話を振ることができるようになりました)

 

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