内向型人間が「行動する」ためには
どうも、ダービーです。
内向型の特徴の1つとして、行動する前に考えるというものがあります。何事もリスクやコストなんかを考えてしまい、即断即決がうまくできません。
しかし、世の中的には考える前に即行動!と言われたりしますよね。
ぶっちゃけ、頭では理解できてもその通りにできない方も多いと思います。無理もありません。内向型と外向型は、脳の働きから違いがあるんですから。
そこで今回は、内向型人間が「行動する」ために取るべき手順について考えていきたいと思います。
内向型はリスクを恐れる慎重派
まずは、なぜ内向型が慎重ですぐ行動に移せないのかについて解説していきます。
まず第一に、脳の優位にはたらく箇所が違います。
簡単に言うと、こんな感じ。
つまり、外向型が「やろう!」と思ってからすぐ行動できるのに対し、内向型は理性が働き、リスクなどの細部にまで注目しやすいということです。
さらに、ドーパミンへの感度にも違いがあります。
・外向型 → 感度高い
・内向型 → 感度低い
お金や成功・名声といった「報酬」を期待すると、人はドーパミンが分泌されます。
そして、そのドーパミンに過敏に反応するのが外向型。反対に、ドーパミンへの反応が鈍いけどリスクなどの脅威への反応が過敏なのが内向型ということです。
つまり、こうなります。
・「報酬」に熱狂しやすい外向型は、報酬を期待してすぐ行動に移す
・「報酬」に低反応な内向型は、報酬より「脅威」を気にして行動に移しにくい
以上のことから、そもそも内向型は即行動するのにあまり向いていないと言えそうです。
でもやっぱり即行動がベスト
内向型は、即行動に不向きであることはすでに説明しました。
しかし、だからといって行動できないままで良いかと言われると、答えはNOです。やっぱり即行動に移せる人は強いと思います。
先行者利益という言葉がありますし、行動が遅れるとあっという間にレッドオーシャン化していたり。良いアイデアだって形にしないままでは無いも同然です。そうすると、やっぱり早い者勝ちと言えるでしょう。
「即行動」という観点だけで見ると、内向型は非常にハンデを抱えています。バリバリの外向型はもちろん、その中間層である両向型や外向型寄りの人にも負けてしまいます。
やはり、何らかの方法で、即行動できないディスアドバンテージを補完する必要があるでしょう。
内向型が「行動する」ためには
本題です。
結論から言うと、行動の前に徹底的に調べることです。
何を当たり前のことを、と思う方もいるかもしれません。が、内向型にとってはこれが結局ベストな方法だと思います。
徹底的に調べる
何度も言うように、内向型はリスクやコストなどのマイナス面(脅威)に強く反応します。ということは、それをいち早く解消してあげることが大切です。
そもそも、内向型は計画や戦略を立てたり、分析することに長けています。その強みを最大限に生かして、まずは徹底的に調べる必要があると思います。
要するに「急がば回れ」ということです。外向型と同じようにしても同じ結果が得られないのならば、最も効果的で異なる方法を試すほかありません。即行動よりはハードルが低いはずです。
外向型よりは手順が多い!と思うかもしれません。が、だからこそ思い立ったらすぐ調べるべきだと考えます。
興味・関心のあることへの熱量なら負けない
内向型は、まず徹底的に調べるべきだという話をしました。そして、初動はなるべく早く!と主張しました。
「そんなこと言われても無理だよ」
と思う方もいるかもしれません。
しかし!決してそんなことありません。内向型には大きな強みがあります。それが、
興味・関心のあることへの熱量は異常だということ。
内向型とオタクには重なる部分があります。自分の好奇心をエネルギー源として、そのことになると自分でもビックリするような行動力を見せることです。
つまり、やってみたいことや知りたいことに関しては、フットワークが軽いのです。ただその障壁となっているのが、リスクなどの脅威というだけの話。
第一歩目のハードルさえ下げれば(即行動→まず調べる)、初動の早さにそこまで違いはないのではないかと思います。
まとめ
内向型は、「考える」が先にきます。それは、別に悪いことではありません。ただ、時にそれがハンデとなるのもまた事実。
だからこそ、内向型の特性を最大限生かして、そのハンデを無効化する必要があります。
僕も当ブログの開設時、まず徹底的に調べました。コストはかかるのか、どんなリスクがあるのか、どうやって始めたらいいのか‥‥。いつもなら色々考えこんで結局辞めていたところですが、まず調べるという過程を踏んだことで、結果的に調べ終わってから秒で開設となりました。
今回は、なかなか行動に移せない内向型の方を想定して記事を書きました。が、こんなことしなくてもすぐ行動できる人は、もちろんそのままで構いません。
是非参考にしてみてください!と言いたいところですが、どう捉えるかは皆さんにお任せしておきます。