「緊張してるの?」という厄介な質問について
皆さんどうも、ダービーです。
緊張とは、誰もが一度は経験するもの。だからこそ、他人が緊張していると和らげてあげたくなるのも人間の性。
中でも、人前で話したりプレゼンする場というのは、非常に緊張します(内向型は特に)。
良かれと思って「緊張してるの?」と、声をかけてあげたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし!この言葉にはちょっとしたデメリットも。
今回は、「緊張してるの?」という質問について持論を展開していきます。
※あくまで持論に過ぎません
「緊張してるの?」に潜むデメリット
①返答に困る
この質問に対し、何と答えたらいいのでしょうか?僕には分かりません。
仮に、「いや、してないよ」と言ったとしましょう。
このとき、「見栄張ってる」とか「強がってる」と思われる可能性も捨てきれません。それが、本音だったとしても。
また、「うん、してる」と言ったとしましょう。
すると今度は「緊張しなくていいよ」という、謎で薄いエセアドバイスを受けることもしばしば。しなくていいと言われてしなくなるのなら、そもそも緊張なんてしません。
本当に緊張してた場合には何のアドバイスにもならず、実はしてない場合には意味のないやりとりを繰り広げただけ‥‥。
どっちに転んでも、自分が緊張していてもしていなくても、ザ・不毛なやりとりであることには変わりありません。
②むしろ緊張を誘発する
緊張していたけど、何とか別のことに意識をそらし、緊張を和らげていたとしたらどうでしょう。
「緊張してるの?」の一言で強制的に再び意識させられます。つまり、緊張の再発。マイナスにしか働きません。
「そうだ、自分はそもそも緊張していたんだ」ということを頭が思い出すことで、逆戻りに。その後のパフォーマンスを下げることに繋がり兼ねません。
真・緊張を和らげる方法
本当に緊張を和らげてくれる人は、わざわざ「緊張してるの?」なんて本人に聞いたりしません。
じゃあ何をするのか。
ズバリ、和やかな空気を作ってリラックスさせます。
言葉などありません。口にした瞬間に、本人に意識させることになりますからね。
ジョークを交えてみたり、第三者にあえて話題を振って意図的に時間を作ったり‥‥。
経験則ですが、本当に相手の気持ちを考えた行動というのは、目立たないことが多いと思います。
まとめ
この主張の根底にあるのは、僕個人の経験です。
いわゆるベテランの上司の前でプレゼンをする機会を与えられた時、僕は自分でもビックリするくらい緊張していました。
この時その上司は、僕の "じっくり考えてから話す性格" を見抜き、第三者に話を振って時間を稼いでくれていました。
加えて、積極的にジョークを交えて僕をイジり、和やかな雰囲気を作ってくれていました。
これは、僕の勝手な受け取り方ではありません。プレゼンが終わった後で、手伝ってくれていたことを直接教えてくれました。
その場その場に合った最善策を提供してくれる人こそ、信頼される人なのかな、と個人的には思います。
以上~