こたつウサギの寝言

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「私なんて」が口癖の人の原因と対処法を考えてみた

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皆さんの周りにも居ませんか?ことあるごとに「私なんて◯◯だし」と自分を卑下する人が。大体「私なんて」の後ろには「頭悪いから」や「仕事できないから」、「女子力ないから」などが続きます。あれって返事に困りますよね。「そんなことないよ」と言わざるを得ません。何でもそうですが、やり過ぎは嫌われます。

 

話を遮って発せられる「◯◯は良いよね~私なんて顔が地味だからそんな花柄とか着られな~い」などといった台詞は日常的に簡単に聞くことができます。

 

たまになら別に良いんですよ。でもね、しょっちゅう言ってくるのは話が別。聞き手は半強制的にフォローしなくちゃいけないので、神経をすり減らすはめになります。

 

こんな話し方をするのにはそれなりの理由があると僕は考えます。何かしらの意図や期待している返事があるのでは、ということです。でなきゃこんなウザい話し方なんてしませんもん。

 

と、いうことでなぜこんな話し方をするのか、原因と対処法をまたまた勝手に考えていきます。

 

原因

 

「私なんて」発言を連発する大きな要因は大きく分けて2つあると考えます。

 
1. 自分に注目して欲しいから

「私なんて」発言が出る場面というのは、その多くが自分以外の話をしている時。例えば、他者が髪を切った時なんかがそう。「髪切ったんだよね~」という自分以外が中心の話題の途中で「私なんて頭デカいからその髪型できな~い」などと言ってくるのは、自分に注目して欲しいからと考えます。

 

一見自分を下げて相手を褒めているだけのようにも見えるため、最も気づかれにくい自己アピール方法です。「私だって‥‥」というように分かりやすく張り合うと嫌われる可能性が高いので、話題に関連のある部分で自分を下げることで周りの注意を遠回しに引こうとします。根本は自慢したがりと変わりません。承認欲求の表れでしょう。

 

また、このように誰かに認めてもらいたい・注目して欲しいという欲求が強いので、求める返事としては「そんなことないよ」というフォロー一択です。むしろそれしか待っていません。そのため、こちらが優しく「そんなことないよ」と言った途端「いや、絶対そうなんだって。いいな~」と自虐を畳みかけてきます。そこからはもうむこうのペース。非常に厄介です。

 

2. セルフ・ハンディキャッピング

 

簡単に言うと、自分で自分の評価を下げておくことで言い訳しやすくしておくことです。

 

その典型例が、「全然勉強してな~い」です。あえて自分にハンデをつけることで予防線を張ることができます。結果が悪いと「ほらね、言ったとおりでしょ」になるし、良いと「やった、勉強しなかったのに」となるわけです。つまり、プラスorプラマイゼロのどちらかにしかならないので自分が批判される可能性がグッと減ります。

 

このように「私なんて」と言っておけば周りからの期待を退け、あらかじめハードルを下げることが可能です。自分が極力傷つかずに済むように予防線を張っているので、そもそも自信がない人がやってしまうことと思います。

 

対処法

 

1つ目の注目して欲しいかまってちゃんタイプへの対処法は比較的簡単だと思います。このタイプの人は、何度も言うように「そんなことないよ」というフォロー待ちです。「私なんて」は注目されたい度で言えば「私だって」と同じようなもの。構ってあげようものなら、さらなるフォローを求めて自虐が加速します。

 

よって、一番の対処法は相手の言葉をそのまま受け取ることです。決してフォローしてはいけません。むこうの思うつぼです。「私なんて女子力低いし~」と言ってきたら、「へ~」とか「そうなんだ~」とそのまま受け取るのが得策。加えて、薄い反応でやり過ごすのがよさそうです。そうすればむこうは肩すかしを食らって、あなたが思うようにコントロール出来ない人であることを理解するはずです。期待した反応を絶対してくれない人になれれば、あなたにフォローを求めてくることも減るのではないかと思います。

 

2つ目の予防線を張るタイプの場合は、相手の言葉を受け流すのが良いかと思います。相槌としては「へ~」や「そうなんだ~」でOK。「こいつ、保険かけてんなー」と感じる時には、積極的に相手の言葉を右から左に受け流して無効化しましょう。ムーディー勝山戦法です。そもそも、はじめから期待しないのも手かと。「ふーん、自己防衛か。」と一歩引いて見られるときっと楽です。

 

おわりに

 

このような過度な自虐は、言ってしまえば「そんなことないよ」のカツアゲと言えます。そしてそのプレッシャーを感じて精神的にダメージを食らうのは、心優しいであろうあなたです。程よくスルーしてダメージを受け流す方が楽だと思います。僕なんかはひねくれに加えてあまのじゃくなので、相手の意図することの逆を突こうとしてしまいますが、そこまでする必要はありません。あくまで鈍感を装えばいいだけの話。

 

また、このような自虐に走ってしまいがちな人にも言っておきたいことがあります。相手に「そんなことないよ」と自分をフォローさせるくらいなら、せめて相手を褒めて謙遜の「そんなことないよ」を引き出した方がナンボもマシです。その方が相手を疲れさせずに済みます。まあ、僕は過度に褒められるのも嫌なんですけどね。

 

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