ライブに「参戦」の意味が分からない
こんにちは、ダービーです。
タイトル見て「話題小っさ」と思った方、その通り。正解です。今からどうでもいいことを真剣に語ります。読み始めた方で最後まで読んで頂けるのは果たして何人いるものか。
僕個人としてはライブやフェスに「参戦」するって言い方がすごくすごーく気になります。言ってる人いますよね。特に比較的若い世代が。そこ「参戦」は違うだろー!と思ってしまうわけです。
その理由。それは、参戦ではなくあくまで参加であると思うからです。
・参加‥‥ある目的をもつ集まりに一員として加わること。
・参戦‥‥戦争に参加すること。
意味を比較するとこんな感じです。参戦の意味はこれしかありませんでしたが、この本来の意味と違うから使い方がおかしいとか、そんな日本語の指摘をしてるんじゃありません。参戦のニュアンスは理解できてるつもりです。それを踏まえてもやはりおかしい。
おそらく参戦という言葉を使ってる人って、そのライブの一体感や盛り上がりを一緒に作ってるからそういう言い方をしてるんだと思うんです。確かにそう。でもね、それは半分合ってて半分間違ってる。
確かに盛り上がりや会場の一体感は、アーティストの方々だけでは作れません。それは認めます。でもね、あくまでアーティストはお客さんをもてなす側であり、我々はお金を払って来てる側なわけです。相互の影響がないとは言わないけどGIVERとTAKERではっきり分かれてます。故に僕としては「参戦」と言う言葉を使うのってすなわちアーティストと同じ土俵に上がってると思ってしまうわけですね。変ですよね?同じ目線だなんて。何度も言うように、我々は参加させて頂いてる身です。
わかりやすく説明するならば、スマブラなんかがいい例えですね。少し前にスイッチでも発売され、見た方も多いのではないでしょうか。そう、あの新キャラ発表時の
〇〇〇 参戦!
みたいなやつ。あれはまさに参戦という言葉がしっくりきてますよ。だって、マリオがいてクッパがいて‥という中で新たに追加されるしずえさんなんかは、元々いたキャラと同等の位置づけなんですから。マリオもリンクもしずえさんもみんなキャラクター。そこに大きな違いはありません。選んだキャラによってハンデがあるなどの扱いの差は全くない。
話を戻します。ライブにおけるアーティストと客。果たして同等と言えるでしょうか?いいえ、言えません。もし「私ライブに参戦しまーす!」って言うのなら、それはアーティストと同等である、ステージに立つ側である必要があると思うんです。
同等ではないけれど、一緒に盛り上がる空気を作っているってことなら、やはり参加でいいのではと。さらにもっと言うと、「行く」で良くない?
そのライブがどれだけ好きなアーティストだろうが、どれだけ楽しみにしていようが、我々は客。「参戦」って言いたい気持ちも分からなくもないけど、細かいことが気になってしまう僕としてはどうも引っかかるんだな~。って話。