【感想】自己啓発嫌いでも共感できた『夢をかなえるゾウ』の教え3選
どうも、自己啓発が好きじゃないダービーです。
自己啓発ってなんか胡散臭く感じたりしますよね。まあ感じ方は人によりますけど。
何が胡散臭いかって、言ってることが抽象的、断言口調、根拠に乏しいからだと個人的には思います。(全てがそうだとは言ってません)
ちょっと話が逸れましたね。
『夢をかなえるゾウ』という本も一応自己啓発に分類されるようです。書店なんかでも自己啓発の棚に見られます。
食わず嫌いも良くないと思い、試しに買って読んでみました。すると、意外と納得・共感できるポイントが見つかりました。
そこで今回は、自己啓発嫌いな僕が『夢をかなえるゾウ』の中で共感できた教え3選をご紹介していきたいと思います。(本に書かれている内容と、僕個人の感想を中心に展開していきます)
全体の構成・特徴と感想
本題ではないので、短くまとめます。
この本は、ガネーシャという神様が主人公のサラリーマンに人生を豊かにするためのヒントをあげたりあげなかったりする、ストーリー形式となっています。1エピソードにつき教えが1つという構成も特徴です。
ストーリーがあるので、成功したければこうしろ!ああしろ!という直接的な主張ではなく、間接的に読者に訴えかけてくるようなアプローチが特徴です。読者自身に考える・気づかせる猶予を与えてくれているような印象が個人的にはありました。
また、かなりの頻度で偉人・著名人の経験談や名言が引用されているので、説得力があるように感じられました。
以上。
個人的に共感できた3つの教え
本題に入ります。
個人的に深く共感できたポイントを厳選してご紹介していきます。
①まっすぐ帰宅する
飲みや遊びの誘いは、誰しも一度は経験があるでしょう。それ、本当に大事ですか?
誘われたから行く、というのはただの「反応」に過ぎないとこの本では主張しています。「反応」というのは、親に言われたから勉強する、周りが就活するから就活する、宿題を出されたからやる、などの受け身の行動のことです。
つまり裏を返すと、誘いを断り帰宅すること=自分から世界に働きかける第一歩と言えるでしょう。
だから、ただまっすぐ帰宅するだけでは意味がありません。手に入れた自由な時間を自分にとって一番大事なことに使えとガネーシャは言っています。自己研鑽でもいいし、やりたいこと・興味のあることでもいいと思います。
あなたの周りにもいませんか?
誘いには全て乗る人、授業にはきっちり出て宿題も忘れず出すけど自発的には何もしない人‥‥。これではいつまで経っても流されて反応するだけ。自分の人生を生きているとは言えません。
実際僕も、数年前までは何も考えずあらゆる誘いに乗っていましたが、ある時やたらと縛られているように感じ、誘いのうち9割を断ることにしました。
ただ、僕みたいに人生で1回しかない卒業旅行の参加を断るなんてことまでしなくてもいいと思います。これは極端な例ですから。
②決めたことを続けるための環境を作る
人間は、すでに行っている習慣を急に変えることは出来ません。なぜなら、習慣化された行動は脳にとって最も負担が少ないからです。SNSやYouTubeは無意識にでも毎日見られるのに、本を1日1ページ読むのができないのにも頷けます。
となれば、やろうと決めたことを簡単に習慣化するのが難しいのは言うまでもありません。一説によると習慣化するためには最短でもおよそ21日、最長だと約250日かかるとも言われています。
だからこそ、やろう!という「意識」ではなく、やらざるを得ない「環境」作りが大事とこの本には書かれています。
思っただけでは何も変わっておらず、具体的な行動に移すことで継続する確率を高められるのだそう。例えばスマホが手放せないなら、充電場所を普段の活動範囲から離れた位置に固定化するとか。
さらに、この本にはハッとさせられる言葉がありました。それが、
意識を変えようとするのは、逃げ
「今日から変わろう」と意識するのは楽なんだとか。確かに言われてみればそうですよね。変わった未来の自分を想像するだけならたやすいこと。実際には何も努力してないんだから。
自己啓発セミナーに行って成功した自分を思い描いても、それは理想・空想に過ぎません。その場ではやる気が出るかもしれないけど、長期的に見たらモチベーションは続きません。環境そのものから変える方が現実的です。
ちなみに僕は、普段レポートやブログを書いたりする小さめの机で食事をとることで、食べた後すぐに食器を洗う習慣を身につけました。すぐ片付けないと邪魔になるという状況を作ることで、自然と片付ける習慣ができました。まあ、スケールは小さいんですけどね。
③やらずに後悔していることを今日から始める
「やりたいことが見つからない」という悩みはもはやメジャーとも言えるでしょう。
その原因の一つであるのが、やろうと思っているけど何らかの理由でやらずにいることです。もちろん中には本当にやりたいことが見つからない人もいるでしょう。
しかし一方で、やりたいことは一応思い浮かぶけど自分でムリと決めつけて行動に移していない場合もあると思います。いわゆるメンタルブロックというやつです。
何か理由をつけて「今はムリ」と躊躇しているのならば、今すぐ始めろ、とこの本には書かれています。続けて、このように書かれています(原文通りではありません)。
今まで無理だったら、これからも無理
「今はその時じゃない」とか「タイミングが‥‥」とか言ってても、じゃあいつ無理じゃない日が来るんですか?待てば来るんでしょうか?僕なら、世間体やプライド・不安といった小さいことで自分の人生台無しにはしたくありません。
また、この本には付随して「やりたいことを見つける方法」についても触れられています。ここでは端折りますが、本当にやりたいことが見つからない人は、是非。
まとめ
これらの僕が共感できたポイントには共通する部分があります。
それは「行動しろ」ということです。
言い方を変えたり、より細分化して分かりやすくしているだけで、本質は同じということに気がつきました。
もちろんこれらは僕が抜粋したものなので、これ以外の内容が深く刺さる方もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても、もしこの本を手にとって読んだ際には、是非実際に具体的な行動に移してほしいなと思いました(もちろん僕自身も例外ではありません)。読んだだけでは何も変わっていませんから。
追記:自己啓発本を読むなとは言いませんが、大事なのは盲信せず一歩引いた目で見ることです