【油断禁物】体育会系部活の見えない問題点
どうも、ダービーです。
私事ですが、僕は中学から大学までのおよそ９年間運動部所属でした。何部かは今回の話に関係ないので省きますが、まー苦労の連続でした。僕にとってはね？
何がキツいかって、もちろん練習とかもそうですけどやはり一番は部内の空気感ですかね。僕の性格からいってそんなにはっちゃけないし、根性論とか好きじゃないですから。
そんな僕がどうしても書きたかったのは、運動部の見えない問題点についてです。何が問題かというと、自覚しないうちに自分の身にも影響しているという点です。「私はザ・体育系って感じじゃないし大丈夫」と思っている方にこそ聞いて欲しいのです。
見えない問題点は大きく分けて２つあると思います。僕が思いつく限りでは。 それらについて詳しく語っていきます。それでは、スタート。
「価値観はみんな同じだよね」という雰囲気
上手く端的に言い表せませんでした。許してね。つまりは、「気づいたらそれが当たり前になってた」を作り出す雰囲気のことです。特にすり込まれる価値観は、部活は毎日休まず行くのが当たり前というものです。入部したての頃は部活だけじゃなく勉強とか遊びとかも充実させるぞ、と張り切っていた人が、後々「いやー遊びたいけど部活あるわ」「明日お葬式入った？ごめんでも無理、部活あるし」と、部活中心人間になってしまうのは、しょっちゅう見てきました。特に誰かが口うるさく言っているとかじゃなくても起こりうることだから「見えない」んですよね～。
これが何故危ないのか。それは、思考停止になってしまっているから。何を優先すべきか正しい判断が出来なくなり、勉強や就活、卒論を後回しにしてしまう危険性が十分あります。ちなみに僕の大学の先輩は、部活ではとても強い人でしたが、就活と卒論をおろそかにして卒業と就職共に危うい状態になっていました。しかも危機感一切なし。
そしてこれに陥りやすいのは、素直で誠実なタイプ。ザ・体育会系の性格じゃない人こそ知らぬ間に染まってしまうので、注意が必要かと思います。勉強なんかは特に大事ですよ。確かに学生生活は勉強だけではないですが、あくまで優先すべきは勉強かと。と、勉強してこなかった僕が申しております。
じゃあどうすれば回避できるか。それは、自分の頭で考える習慣を持つことです。僕の場合、ひねくれ者で斜に構える性格だったから結果として自分で考え、自分の意見を持っていました。が、世の中のほとんどの方はそんなひねくれていないはず。もっと純粋で素直であると思います。
どんなことでも自分の中で考えて、納得感重視で行動するとそんなことにはならないのでは、と個人的には感じました。
所属組織を過大評価
あなたの所属している部活、強いですか？はい、と答えた方・思った方は要注意。特に強豪の運動部員はより一層自分の部に誇りを持っていることと思います。そこが気をつけるポイントです。強豪しかも運動部は口が悪いかも知れませんが、図に乗りやすいです。もちろん全員とは言わないけど。僕もわずかながら、他の部を下に見ていた時期があったから言ってます。今思えば恥ずかしい過去。
マンモス規模の部は人数だけでなく校内の影響力もすさまじいです。しかも運動部なら尚更。運動部ってだけでも文化部よりちやほやされやすいのに、強豪となればその地位は絶対的。そのちょっと優越感に浸れる環境に乗っかって、俺たちすごいんだぜ感をだしてしまいやすいのが、最大の問題点です。
しかも、これ、誰も指摘してくれないんですよ。だって部内には同じ優越感を持った仲間しかいないし、赤の他人からしたら不快かもしれないけど、事実強いことに変わりはないから言いづらいし。
この思考に陥る根本的原因は、やはり帰属意識の高さにあると思います。特にチームスポーツは個人スポーツより「仲間感」が強いですよね。故に「俺たち」と「それ以外」で区別されやすいんじゃないかと思うわけですよ。それに、勝利＝チーム全体のものですから。個人種目だと、確かに同じ部内でも勝利はその人個人のもの。もちろん、個人スポーツでもあり得ますけどね。あくまでチームスポーツの方がなりやすいってだけの話。
まとめ
ここまで言っといてあれですが、運動部だから必ずこうなるというわけでは決してありません。常に謙虚だったり優先順位を理解している部だってたくさんあります。ただ、こうなってしまう危険性があるからねという程度のお知らせとでも思ってください。警告なーんていう上から目線のものでもありません。そんなこと言える立場の人間じゃないし。経験から感じたことを気ままに述べただけなんで。
よく体育会系の問題で挙げられるのは、うるさい・上下関係・精神論・服従などがメジャーですが、それだけじゃないよ、と。もっと奥深くに隠れてる見えない問題もあるんだよということを伝えたかったまでです。
