こたつウサギの寝言

思ったこと・感じたことをつらつらと

メガネ男子に憧れる

突然だが、僕は普段裸眼で生活している。

 

なんせ、僕の視力はずーっと2.0。メガネとは無縁 of 無縁。周りからはよく羨ましがられたり、すごいねなんて言葉をかけられる。でも、内心複雑である。

 

確かに裸眼での生活は非情に楽だ。メガネって夏はちょっと暑くて邪魔そうだし、冬は寒暖差で視界が曇る。その点裸眼は何の心的ストレスも無い。

 

が、僕は未だにメガネに憧れている。理由は至ってシンプル。ちょっと知的に見えるからだ。分かってはいる。何ともレベルの低い手垢ベッタベタの理由であることを。ただ、本当に心の底から憧れている。目が悪くなったからといってコンタクトという選択はたぶんしないだろう。

 

だからといって、伊達メガネは絶対にない。ぜっっっっったいに。必要もないのにただかけたいから・オシャレのためという理由から伊達メガネに手を出すという時点で僕からしたら恥ずかしい。裸で外を歩くのに等しい。「うーわ、目ェ悪くも無いのにメガネだって~クスクス」と思われることほど嫌なものはない。なぜこんなことを気にするか。それは、僕自身が伊達メガネユーザーに対してこう思っているから。ね?性格悪いでしょ?

 

この願望が強くなったのには、大きく2つの理由がある。

 

まず1つ目に、僕の家族は僕以外皆メガネをかけている。普段から常にという訳ではないが、運転する時や本を読む時には必須となっている。特に弟はメガネありとなしではかなり印象が変わる。明らかに頭が良さそうに見えるのである(実際僕より頭良いんだけど)。

 

2つ目に、大学での部活動が挙げられる。一見関係なさそうだが実はものすごく関係がある。僕は丸3年間陸上競技部に所属していた。陸上部における高校と大学の大きな違いは、急にサングラスユーザーが増えることである。

 

高校の部活ではまずサングラスをかけている人なんていない。たぶん顧問からも止められるだろう。しかし、大学ではスポーツサングラスをかけている人の方が圧倒的多数派になる。特に夏場の日中の練習では、サングラスを持っている人はほぼ確実にかけている。

 

そもそも僕は人一倍まぶしさに弱い。夏場の日差しも冬場の雪の照り返しも前が見えないほど辛すぎて、走りながらたまに目をつむるほどである。それでも断固としてサングラスはかけなかった。

 

なぜならサングラスをかけていると調子乗ってると思われそうだったから。僕の中でサングラスは実力がある人の特権だと勝手に思っていた。百歩譲っても長距離ランナーまで。それに対し僕は跳躍種目が専門。

 

日本選手権なんかも是非見ていただきたい。サングラスをかけている人は大体強い。中にはそうでもない人もいるが、その場合残る印象は「サングラスかけてて強そうだったのに」となる。特別強くもない僕はもちろん権利なし。もちろんそんなことないのだが、実力もないのにかけていようものなら「お前大して強くもないくせに一丁前にグラサンかよ笑」と思われそうで、意地でもかけなかった。かけたい気持ちを押し殺して。

 

この2つの理由から、メガネへの憧れは強固なものになった。(2つ目に関してはメガネですらないけど)

 

ちょっと冷静になって考えてみると、おそらくただのないものねだりである。いざメガネをかけ始めたら、きっと鬱陶しいんだろうなと思う。弟だって全然かけたがらないし。

 

また、視力が良い大人は老眼が早く来るとよく言われる。本当の所は分からないが、もしそれが本当なら遅かれ早かれメガネが必要となるだろう(正確には老眼鏡だけど)。

 

ということは裸眼でいられることってやっぱり良いことなんじゃないか?大人しく視力2.0に感謝することにしよう。

 

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