One For All(みんなのために)を意識する前に必要なこと
どうも、協調性皆無のダービーです。
これを読んでいる誰もが一度は聞いたことがあるでしょう、One For All , All For One という言葉。意味は、1人はみんなのために、みんなは1人のために」。
特にチームスポーツなんかやっていた人はよく耳にするのではないでしょうか?
僕は生まれてこの方、個人スポーツしかやったことがありませんが、それでも一チームとして、この言葉を散々聞かされてきました。
なぜ、"散々" という表現をするのかというと、この言葉にある疑問を感じていたからです。
今回はこの中の、One For All(みんなのために)を意識する前に必要なことについて考えていこうと思います。
問題点:他責思考に陥りやすい
あくまで、僕個人の考えという前提で捉えてください。
「みんなのために」に意識が向きすぎると、失敗・敗北した時に他人のせいにする人が出てきやすくなると考えます。
「みんなのために自分は全力を尽くしたけど、周りのミスが‥‥」
という人の出現確率が上がると予想します。
特に、本人は成功 or ミスなしの場合、こう考える可能性が高まります。「自分は良かったのに‥‥」という思考に陥り、自分の反省点が見えなくなることも。
まとめると、One For All をしたのに、All For One は得られなかったと不満を抱く人が一定数いるのではないか、ということです。
そして、その感覚を助長するのがOne For All(みんなのために)なのではないかと考えます。
しつこく言って起きますが、これはあくまで僕の予想であり、完璧な正解とは思ってません。
原因:他人に過度に介入しすぎている
他人のミスに不満を抱えやすい人には、ひとつ原因があると考えます。
熱心でやる気がある人に多いと思いますが、真剣になりすぎるあまり、他人のことに首を突っ込みすぎることです。
すごく分かりやすく言うと、「ちびまる子ちゃん」に登場する前田さんです。
掃除をしない男子に対し怒り狂い、終いには泣き出す始末。他人を思い通りに変えられるはずもなく、余計なことにまで注力しようとする姿は、まさにお手本です。
さらに、僕がやっていた陸上競技(4×100mリレー)を例に説明します。
チーム種目ではありますが、それぞれ役割が決まっており、1走~4走は当然別々の人が走ります。
自分に与えられたのは一区間のみ。それ以外の出来・不出来はそもそも自分の課題ではありません。
たとえ自分が良い走りをしても、他の区間でバトンパスをミスする可能性も十分あります。
それをさも自分のことのように怒り、悲しみ、反省するのはハッキリ言って無駄オブ無駄です。
もちろんチームで1つですから、喜び・悲しみなど共有することもあると思います。が、あまりにも感情移入しすぎると、今度は周りのメンバーを傷つけることに繋がります。
このように、みんなのために尽くしている感覚が強い人ほど、期待通りにいかなかった時に感情的になりやすいと感じます。
「みんなのために」の前に必要なこと
ズバリ、自分の課題に意識を向けて努力するしかありません。
自分には、他人のパフォーマンスを変えられる力はありません。
勉強しろ!と言われた学生時代、その親の一言で勉強するようになったかと言われれば、大半の方はNOでしょう。
まずは自分で変えられる範囲に意識を向け、それ以外は無視。
みんなのために頑張る、という心持ち以前に、自分のために頑張るという意識を持つことで、仲間の失敗に過度に腹を立てることも少なくなるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、One For All(みんなのために)という言葉とその背景について持論を展開しました。
よく「課題の分離」という言葉を耳にするように、自分の変えられる範囲と変えられない範囲をしっかり区別する必要があると考えます。
でないと、いちいち怒り・悲しみ・責め・不満を抱くことになります。
チーム精神自体は良いことですが、何事も度が過ぎるとマイナスに働くということは、頭の片隅に置いておいて損はないと思います。
以上、どうでもいいことに過剰に首を突っ込むダービーでした。(ブーメラン)