こたつウサギの寝言

思ったこと・感じたことをつらつらと

【結論】大学の部活、辞めても就活になんて影響しません。

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大学で部活動をやっていると就職活動で有利に働く」というのは実際よく聞く話ですよね。

 

ですが、結論から言うと基本的には全然有利なんかじゃありません

 

ですから、なんとなく続けていて辞めようか迷っている人は、辞めてしまって構わないと思います。(「基本的に」という言葉を付けたのは、一部大企業では、某大学のある部出身が役員にたくさんいるということもあるからです。)

 

この考えに至ったきっかけは、僕自身の経験です。

 

僕も3年の秋まで陸上部に所属していました。続けていた理由は、友人がいるから+その場の雰囲気だけは楽しいからというだけで、部活自体には完全に興味を失っていました。

 

ただ、ある時思い切って辞めたところ、全然苦じゃないどころかもっと早く辞めときゃ良かったと後悔しました。自分には胸を張って語れる頑張りがこれといって無いこと、辞めても人間関係はなくならないしむしろ自由で楽しいことに気づいたからです。

 

今回は、そんな自分自身の後悔を経験を基に、大学の部活動を続けることがなぜ就活に影響しないのかをメインに触れていきます。

 

こんな人におすすめ

 

・なんとなく惰性で続けている人

・友人関係が薄くなるのを懸念して辞められない人

・就活に有利という理由だけで続けている人

 

 

 

 

 

大学部活が就活に響かない理由

 

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 理由は大きく分けて3つあります。

 

続けること自体に価値はないから

 

部活動を「続ける」ということ自体に価値はありません。

 

ハッキリ言って、続けるだけで褒められるのは義務教育までです。大学生ともなれば、自分で自分の意志に従って行動すべきであり、重要なのは「何をしたか」です。どれだけ続けられたかではありません。

 

実際、面接で聞かれるのは「大学生活で頑張ったことは何か」などです。「何年続けたか」を聞いてくる人などまずいません。いたとしても、その話題を広げるための合いの手にすぎません。それは、続けること自体に意味がないからです。

 

主体的に何をしたのか、どう考えてどう行動したのかが大事なのであって、自分の意志もなくただなんとなく続けているだけなら何もやっていないのと同じです。

 

こう言うと、

 

仕事にはツラいこと・嫌なことだってあるんだから、続けることにも意味があるんだよ

 

という反論が出てくるかもしれません。確かに、そう簡単に辞めないという点はアピールポイントでしょう。

 

しかし、こう考えてみたらどうでしょうか。嫌なのに我慢して仕方なく続け、受け身・向上心なし・積極性なし・意志なし、でも辞めずに現状維持という社員。果たしてこれを忍耐力があると言えるでしょうか?スパッと辞めるでもなく、自ら改善しようとするわけでもない決断力がない人としか言いようがありません。

 

これは、人間関係にも同じことが言えます。

 

友人としてこれまで付き合ってきたけど一緒にいると疲れるし、振り回されるし、自分が都合良く利用されているだけ、という場合です。

 

明らかに相手にネガティブな感情を抱いているにも関わらず、惰性で付き合い続ける人をたまに見かけます。それは、その人が優しいのではなく、ただ縁を切るという行動に踏み切れないいわゆる決断力がない人だからです。

 

アピールポイントとしてありきたり

 

部活動をしている学生はごまんといます。よって、部活動をしていたことをアピールする学生もたくさんいます。中には素晴らしい成績を収めている人もいるでしょうから、続けているだけではアピールとしては余計に霞んでしまいます。

 

この、アピールポイントとしてのインパクトの無さは、実は本人たちが一番よく理解しています。

 

だからこそ、就活中はやたら副部長が増えるのです。部員として活動してきたことの他に自分はこんなことをやった、というオリジナリティが欲しいが故の結果です。

 

でも、考えてみてください。いくらオリジナリティを出そうとしたところで、その限界が副部長という役職です。面接官も聞き慣れて(聞き飽きて)いるので、「副部長をしていました!」は、もはや「こんにちは!」くらいの力しか持っていないでしょう。

 

◯◯部だからという優遇も場所によっては皆無

 

僕の所属していた部は、大学内や県全体を通してもかなりの強豪であったため、その県の中ではかなり名の通った部でした。実際、僕自身も何度も先輩から「この部にいることは就活に有利だから」と耳にたこができるほど聞かされました。

 

ただ、蓋を開けてみるとやはりそんなことはありませんでした。だいいち、僕が就活を行っていたのは大学のある県以外の場所です。遠く離れた場所においては、その部の名前など無いも同然でした。「へぇ~、◯◯部なんだ~」で終わりです。「えぇ!あそこの部に所属してるの!?」なーんて夢物語です。

 

よって、経験と考察からいくと、「知名度による優遇」という恩恵を受けられるのは以下の条件のうちどちらかを満たした学生に限られます。

 

①一目置かれるくらいの絶大な知名度を部が持っている

 

②小規模な範囲で知名度がある+大学のある都道府県又はその周辺で就活

 

 僕の場合、小規模の範囲で知名度はあるものの、就活するのは遠く離れた場所だったので、この恩恵はゼロということになります。また、①を満たすものとしては、全国的に知れ渡っている超有名な部を指しています。具体例はここでは省きます。

 

このように、単に部活に入っているだけではブランド力もなく、チヤホヤなんかされません。部活している=就活でも有利という考えが浅はかだと感じるのには、こうした理由もあるからです。

 

POINT

・続けることに価値はない

・アピールとしてありきたり

知名度作戦が無効の可能性あり

 

 

辞めたらすべきこと

 

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いざ部活を辞めたからといって、それで終わりではありません。そのあと何をするかが重要です。

 

部活に代わる打ち込むことを決める

 

辞めた後、ただ遊びまくっていたら意味がありません。むしろ、部活をなんとなく続けている人以下になってしまいます。

 

そこで、自分が打ち込めることを見つけましょう。簡単なところで言うと、語学でも大学の勉強でも留学するでもいいと思います。人一倍打ち込んだものがあると、副部長なんかよりよっぽどオリジナリティのある人になれるはず。

 

ちなみに僕の友達はいつ辞めるかを宣言して、最後の試合が終わるとスパッと辞め、東南アジアに留学へ行っていました。だらだら続けるより賢い選択と思われます。

 

新しいことに挑戦してみる

 

部活を辞めた分時間が生まれます。そもそも大学生は社会人なんかと比べると、かなり時間がある方です。

 

興味があったけど余裕がなくて出来なかったことに挑戦してみてください。僕の場合は、辞めた後にこのブログを始めていますし、全くしてこなかった読書が趣味になりました。

 

また、色んな人に会ってみるのもいいと思います。良い刺激になりそうです。僕はおうち大好き人間なので、これに関してはアドバイス出来る立場ではありませんので、この辺でやめておきます(投げやり)。

 

まとめ

 

必ずしも部活を今すぐ全員辞めろ!ということではありません。やっていて楽しい人や成績を収めている人は続けてもらって構いません。実際、僕の友人で成績が良すぎて実業団入りした人もいますし。

 

また、悪い点ばかりでもありません。面接官と同じ部活動という共通点が見つかると、心理学的にはかなり有利です。小さな共通点があるだけで評価が上がりやすくなります。(ただ、辞めてしまっても経験したという点では同じメリットありとも言える)

 

ただ、今一度本当に自分は部活を続けたいのか・辞めたいのかをよく考え、僕のように後悔しない大学生活を送って頂きたいと思う限りです。

 

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