こたつウサギの寝言

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繊細?気にしすぎ?内向型とは違うHSPという気質とは

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突然ですが、あなたは人から考えすぎ・繊細・気が利くなんてよく言われませんか?もしそうだとしたら、あなたはHSPかもしれません。

 

特に内向型の方。それ、ただの内向型ではなくてHSPというものの可能性も。

 

僕もずっとただの内向型人間だと思っていました。が、調べれば調べるほどHSPの特徴に当てはまっていることに気づきました。ということで、内向型によく似た特徴を持つHSPとは何なのかご紹介したいと思います。

 

 

 

 HSPとは

Highly Sensitine Person(ハイリーセンシティブパーソン)の略。簡単に言うと、繊細・敏感・感受性豊かといった気質・キャラクターのことです。HSPなんて言われ方をしていますが、病気でも何でもなくて、ただの個性です。

 

また、5人に1人はHSPでそのうち7割は内向型が占めているそうです。つまり、内向型にHSPが多めで、かつHSPは特別珍しいものでもないということです。

 

だからといってHSPの人が全て内向型ではありません。HSPには内向型と外向型の2つがあり、外向型の人でもHSPの人はいるということです。ですが、ここではあくまで内向型HSPに焦点を当てていこうと思います。ご了承下さい。

 

HSPかもしれない人の特徴(一部)

・色々なことに気づきやすい

・気にしすぎ、考えすぎと言われる

・相手の感情、気持ちを読み取れる

・相談に乗ることが多い

・話すより聞く派

 

HSPかどうかを判断するものとして12項目ほどのチェックリストがあるのですが、内向性と重なる部分もありますし、何個以上当てはまっていたら確実と一概に言えません。

 


 

そこで、これだけ当てはまればほぼ確実といわれる4つの特徴(DOES)に絞ってご紹介します。これはアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したもので、全てに当てはまっていなければHSPとは言えないそうです。

 

是非、自分がHSPかどうかチェックしてみてください。

 

D:深く処理する(depth)

O:過剰に刺激を受けやすい(overstimulated)

E:感情の反応が強く、特に共感力が高い(emotion,enpathy)

S:些細な刺激を察知する(subtle stimulation)

 

D:深く処理する

1つの物事に対して深く考えること。考えすぎてなかなか行動に移せなかったり、決断出来ないなどがここに当てはまる。何でも深く掘り下げて考えがちな点は、内向型によく似た特徴である。

 

O:過剰に刺激を受けやすい

人混みや騒がしい場所(ショッピングモールやライブ会場)が苦手である。サプライズなども苦手である場合もあり、こういった場所に行った後には休憩時間(エネルギー充電時間)を必要とする。また1人の時間が無いと苦痛だったり、人前などのプレッシャーに弱かったりする。

 

E:感情の反応が強く、特に共感力が強い

 人の心を読むことに長けている。また、他人に起きた出来事を自分のことのように反応してしまう。場合によっては、共感性羞恥(恥ずかしいシーンを見ることで自分も恥ずかしく感じる)などを感じる。

 

S:些細な刺激を察知する

人や場所の些細な変化によく気づく。また、かすかな音や匂いに敏感に反応する(五感が鋭い)。相手の表情や声、仕草などの変化に気づきやすく、何を思っているかがなんとなく分かることもある。

 

五感といってもどれが鋭いかに違いがある。嗅覚が鋭い人もいれば味覚が鋭い人もいる。また、鋭さそのもののレベルも人それぞれ。

 

 

ちなみに僕も一応全てに当てはまっています。僕が鋭いであろう感覚はおそらく聴覚です。小さな音がかなり気になってなかなか寝付けませんし、一般的に静かな空間とされている図書館での勉強もできません。人が動く音が気になって集中出来ないので。

 

個人によってその程度は違えど、これらの特徴に全て当てはまっていればHSPと言えそうです。

 

また個人的には、4つの中でも特にEとSがよく当てはまっていればHSPである可能性が高そうだと思います。なぜなら、DとOは内向性の特徴でもあるからです。内向性とHSPの一番の違いはやはりEとSなんじゃないかと。

 

個人的に特に共感できる特徴

ここからは特に僕が共感できたHSPの特徴を見ていきます。

 

既読スルーに敏感

基本的に既読スルーをされるとかなりショックです。ダメージがデカすぎます。何か相手の癇に障ることでも言ってしまったかなとか、無視するほど相手にされてないのかななどと考えてしまいます。そんなことないと頭では分かってるんですけどね。最悪の状況を想定してしまうわけです。

 

文章を書くのが遅い

これもまさに。相手がどう感じるか、どうすれば正しく伝わるかに細心の注意をはらって書くため、進みが遅いです。

 

LINEの返信に関しては、すぐに返したい気持ちはあってもなかなか素早く返せません。なぜなら注意を払いながら書くことのでかなりのエネルギーを必要とするからです。自分が万全の状態でないと返信しないこともしばしば。

 

ブログに関しても読み手の気持ちを考えすぎてしまい、つい要らないことまで書いて保険をかけがちです。僕の記事を何個か読んで頂いた方なら分かると思いますが、「こう言うときっとこんなこと言う人が出てくるでしょうが~」みたいな文章があちこちに出てきます。それは、自分の主張を書きながらも第三者の感情を気にしてしまうからです。先に反論をつぶしておきたくなっちゃうんです。僕の悪い癖(杉下右京風)。

 

異性との方が居心地が良い

これは別に僕が女々しいとかそういうんじゃないですからね?ただ、より話しやすいのが女性であることは事実です。何故?と聞かれたら簡潔に答えられないですが、初対面の男性と女性が居たら、間違いなく女性の方が心を開きやすいです。きっと同性の方が心の中が想像しやすいからだと思います。僕は男なので、男性の心の裏側の黒い部分が感じられやすいことは確かです。女性の方がそれが感じられにくいですから。

 

共感性羞恥

すでに少し触れましたが、要するに他者の感情と同じ状態になりやすいということです。僕の場合ブチギレドッキリとかが本当にムリです。意味も無く怒られている人の気持ちを考えてしまって可哀想だからです。さらにキツいのはネタばらし後。怒られていたのが実は嘘でしたなんて状況を目にすると、思わずこっちが泣きたくなるほど。ホッとした安堵という本人視点と、可哀想という僕自身視点で涙不可避です。

 

嫌いなタイプの人間

調べていて出てきた、典型的な苦手なタイプの人間がまさにという感じ。言葉遣いがキツい人、無駄に威圧感がある人、感情が見えない人の3つ。

 

言葉遣いがキツいのは怒っている場合に限らず、普段から言い方がキツい人ということ。ぶっきらぼうな言い方されるとかなりへこみます。

 

無駄に威圧感ある人もムリ。だって人間関係築く上で威圧感なんか無意味です。障害でしかありません。僕はそんな人には基本心を開きません。

 

感情が見えない人もいますよね。もっと簡単に言うと裏表がありそうな人。現実世界ではなかなか希少な種類ですが、テレビなんかを見ていて可愛いと言われている人の目が笑っていないのが非常に気になります。もはや怖い。HSPの特徴の1つとして、直感が働くというものがあったので、おそらく当たっているでしょう。誰とは言わないけど。

 

HSPの注意すべき点

僕が特に注意すべきだなと思う点を1つだけ選びました。それは、エナジーバンパイアの存在です。言い換えるならば人を頼りまくって相手のエネルギーを奪う人

 

実際振り返ってみると、僕の近くにも居ました。↓

derby-rabit.hatenablog.com

 HSPの人は相手の気持ちを常日頃から考えすぎて、その人にとって心地の良い空間を作ってしまいがちです。それが時に仇となって都合の良い存在に成り下がってしまうことも。

 

HSPであるあなたはいつもの感覚で気を使っているかもしれません。でも、それに完全に甘えて、頼りまくってくる人がいることも忘れてはいけません。これは、僕自身の経験から言っています。

 

そんな人は早めに関係を切ってしまいましょう。たとえそれが恋人だとしても。あなたが辛くなるだけです。こちらが一方的に支えるだけでなく、支えてくれる人を見つける方が良いかと。僕は金八先生でもなんでもないですが、人は支え合って生きてるものだと本気で思いますから。

 

あなたの良心につけ込んでエネルギーを吸う、エナジーバンパイアにはご用心。そして、HSP恥じるものでも直せるものでもありません。上手い付き合い方を探しましょう。