こたつウサギの寝言

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【バンドワゴン効果】流される人と柔軟な人の違いとは

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どうも、ダービーです。

 

世の中、流されやすい人って結構いますよね。

 

僕の周りにも、卒業旅行・忘年会・新年会・同窓会‥‥。参加するのが当たり前かのようにふんぞり返っているイベントたちと、何も考えずに「行くのが普通なんだ」と参加する人たち。

 

よく考えたら「普通」ではありません。確かに大多数の人が参加するものだとしても、それが自分も参加する理由にはならないわけです。

 

この他にも、話し合いの場などで、すぐ人の意見に乗っては立場を二転三転させるカメレオンが存在します。これらをまとめて「流されやすい人」と表現したりするわけです。

 

また、「流される人」と似た言葉として「柔軟な人」という表現があります。

 

「流される人」はどちらかというとマイナスイメージとして、「柔軟な人」はプラスイメージとして使われている印象がありますが、実際の違いにまで目を向ける機会なんてそう無いと思います。

 

そこで今回は、流される人と柔軟な人の違いという部分について、深く考えていきたいと思います。

 

 

流される人の特徴

 

・周りを気にしすぎ

・自分に自信がない

・平和主義

・「自分」がない(受け身)

 

ざっとこれらが挙げられます。

 

次に、それぞれの特徴を詳しく見ていくとともに、柔軟な人との比較をしていきます。

 

周りを気にしすぎ

 

周りの目を気にしすぎて、自分の意見を押し殺してしまっている可能性が考えられます。

 

「本当は自分はこう思うけど、周りに白い目で見られるの嫌だから賛同しておくか」というように、周りがどう思うか・感じるかに過度に焦点を当てた結果です。

 

柔軟な人

一方柔軟な人は、別に人の気持ちを汲んで意見を変えているわけではありません。

 

自分が良いと思っていたものより良いものが出てきたから、納得して柔軟に対応したに過ぎないということです。

 

焦点を当てているのは、相手の感情ではなく相手の提案そのものです。

 

もちろん、周りの空気を悪くしないために気を使うこともあると思いますが、重視しているポイントは基本的に意見・提案の内容です。

 

自分に自信がない

 

自分に自信がないと、他人に決めてもらった方が良いという思考が働きます。

 

柔軟な人

むしろ逆。自分に自信があるんです。

 

それでも他の意見に耳を傾け、良いと判断した場合にはそれまで自信のあった自分の意見を捨てるのです。

 

だからこそ、「自信があっても場合によって自分の意見を捨てられる」という意味で柔軟な人は尊敬されるのだと思います。

 

平和主義

 

争いはなるべく避けたい・波風立たせたくないという思いから、「自分」を放棄した可能性が考えられます。

 

ですから、一応自分の意見は持っているものと思われます。対立を避けるためにさっさとそれを捨てるだけと言えるでしょう。

 

柔軟な人

争いを避けることが動機ではありません。

 

ただ納得がいったから柔軟に対応しただけ。そこに感情的な要素はないと言えるでしょう。

 

余談になりますが、争いを避けるために自分を押し殺すのは、あくまで妥協策です。ベターにはなり得るけど、ベストではありません。長期的に見ると何も改善されていないから。

 

ベストは、自分を押し殺さずともギスギスしない良い関係を築くこと。よって、「良い人間関係のためには我慢も大事」とか言いながらひたすら自己犠牲し続けるのは、「良い人」ではなく「人間関係作りを放棄した人」です。

 

「自分」がない(受け身)

 

最も厄介なのが、自分の意見がまるでないこのタイプ。

 

他3つの特徴では、まだ自分の意見・主張が少なからずありそうです。が、このタイプは、ただ何も考えていないだけ or 他人の意見を自分の意見と錯覚しているだけ。

 

誰かがやってくれるさという受け身の姿勢も、そう簡単に変えることはできません。

 

なぜなら、社会的手抜きというものが存在するからです。意識せずとも、集団の中ではこれが働きやすくなっています。

 

↓詳しくはここでも紹介しています

derby-rabit.hatenablog.com

 

柔軟な人

大きな違いは、自分の意見があるということです。言うまでもありません。

 

自分の意見と他の意見を比べ、他人の方が良いと思った段階で自分が折れるのです。故に、自分の主張はあり、それを変えた理由も明確に存在するのが特徴です。

 

「なぜ?」と聞いてみよう

 

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流される人とそうじゃない人の違いが分かりやすく現れるのは、理由です。

 

なぜそれが良いと思ったのか、なぜそれじゃなきゃいけないなのか‥‥。

 

流されない人の場合、選択までにプロセスがあるので、すぐ「◯◯だからだよ」と答えてくれるはず。

 

逆に、「え、なんでって言われても‥‥」というように自分でもよく分かっていない場合や、理由として乏しい場合は流されただけの可能性ありです。

 

 

例:「君はなんで毎年初詣に行くの?」

 

答え1:「毎年親戚と一緒に行くことになってて、新年の挨拶も兼ねてるから」

 

答え2:「みんな行ってるから」

答え3:「我が家の習慣だから」

答え4:「なんとなく」

 

 

言わなくても分かるでしょう。どっちが流される人なのかくらい。当然2,3,4が流されている人です。

 

本人がその行動の意味を、自分なりにしっかり説明できれば、流されているとは言えないでしょう。

 

タピオカ屋に並んでいる人で「タピオカが好きだから」は理由になりますが、「有名だから」が理由にならないのも同じです。

 

バンドワゴン効果

 

流される人の特徴として、特に語られることが多い自分の意見がないというもの。

 

この原因を、本人が何も考えていないからと決めつけることはできません。なぜなら、環境も少なからず影響しているからです。流されやすくなる状況が存在するのです。

 

その1つが、バンドワゴン効果です。

 

これは、簡単に言うと

大多数が支持したものは、その後さらに支持者を増やす

 

という現象のことです。

 

例えば、広告で「100万人に選ばれました!」とか、「売り上げNo.1!」とか。多くの人がそれを選んだ=間違いないという安心感につながります。

 

流行りも「人気だから」「有名だから」という、まさに流される人とリンクしていると言えますし、初詣にしても「みんな行っているから」となるわけです。

 

また、「俺らも明日早いよ」という誘い文句も、考え様によってはバンドワゴン効果を狙っているとも言えます。「みんな明日早いけど参加してるんだよ」という多数派をアピールしているのかもしれません。‥‥ないか。

 

これを完全になくすことはなかなか難しいと思います。だって、広告なんかでしょっちゅう目にしたり、SNSで世間の流行りに触れる機会があまりにも多いから。

 

ただ、強いて言うとすれば、他人がどういう選択をしたかを完璧に隠すことができれば、バンドワゴン効果は起きにくいと思われます。

 

まとめ

 

今回は、流される人と柔軟な人の違いを考えていきました。

 

ここで1つ気づいたことがあります。それは、内向型の人はより流されやすいということです。

 

何も考えてないから流されるのではありません。自分の主張は持っているのに流される可能性が高いと思えるのです。

 

流される人の特徴の中に、周りを気にしすぎ・平和主義というものがありますが、これらがまさに内向型に当てはまります。

 

他人の感情に敏感であるがゆえに気を使い、争いごとを嫌うので丸く収めようとするのです。

 

気を使えるのは良いことではありますが、ある程度他人の目をスルーするスキルを身につける必要もあると思いました。

 

また、これといった理由もなく一見流されているように見えても、そうではない人もいます。「どうでもいい」と思っている人です。

 

興味が無く、別になんだって良いよと思っている場合に限っては、考えることを自分から放棄しているので、ここで指す「流される人」には含まれません。

 

以上。

 

derby-rabit.hatenablog.com