こたつウサギの寝言

思ったこと・感じたことをつらつらと

僕の心を蝕んだとある友人の話

僕は現在大学四年生。基本毎日一人で行動しています。楽だからね。過去にはこんな記事も書いてるし。

 

derby-rabit.hatenablog.com

 

この記事でもほんの少しだけ触れていますが、元々僕は大学2年くらいまで単独行動は全くしていませんでした。いや、出来なかったと言うべきかな。じゃあなぜ出来なかったのか。それはタイトルにあるように、今回お話しする一人の友人が深く関わっています。丸二年はその彼に振り回され、しんどかった思い出があります。その一部をご紹介しますね。

 

まずここで話す友人(以後Aさんとしておきます)の基本情報から。

〇 超外向的で人当たりが良い

〇 第一印象はまさに好青年

〇 少々自己中心的・わがまま(弟気質)

〇 金銭感覚がユルユル

〇 基本全て悪気がない

 

ざっとこんな感じです。

 

このAさんと仲良くなったきっかけは同じ部活に入っていたからです。ぱっと見すごく良い人そうで、話しても面白い人でした。おまけに住んでるところが僕のすぐ近くだったため、Aさんとは他の誰より長いこと一緒に過ごしました。1日のうち7割、それが週6とかだった気がします。

 

最初のうちは普通に楽しく過ごしていました。僕には無い明るさを持っていましたし。でも、時が経っていくにつれてちょっと話が変わってきました。彼と接している中で、僕の中にモヤッとした違和感や我慢、精神的な疲れが感じられるようになったんです。

 

金を貸す機会が増える

第一段階はこれ。しょっちゅう一緒にスーパーやドンキに行ってたんですが、だんだんAさんが僕にお金を貸してと頼んでくるようになりました。財布に金が無いとかで。初めは「まあ、いいよ」と言って僕も貸してました。返してくれれば問題無いだろうと。

 

しかし、ある時ビックリしちゃう出来事が。二人そろってレジ待ちで並んでいた時、彼が「トイレしたいからまとめて払っといて」と言い出したので、僕は彼の言う通りまとめて払いました。トイレから戻ってきたAさんは礼は言うものの、なかなか払っちゃくれません。

 

「あ、635円だよ」とこちらが言うと、「ごめん、今お金無いわ。後で払うから」とAさん。ちょっと不思議に思いましたが、それくらい一、二回あるよなとその場は特に気にしませんでした。

 

翌日彼に会っても一向に返してくれる気配はなし。こちらから急かすのも悪いなと思い黙って待ってみたものの、一週間経っても動きなし。こりゃ参ったと、ついにこちらから「あのときのお金、どうした?」的なことを聞いた覚えがあります。すると答えは「あー!忘れてた笑」ですって。僕は内心半ギレなのを抑えつつ「忘れるなよ~笑」と念押し。これでもう安心と思ったのが間違いでした。

 

そこから2日経っても3日経っても返しちゃくれません。もう僕の中の違和感は確信に変わりました。彼とは金銭感覚が違いすぎるし、これ返してくれないわと。

 

半分諦めながらも、その後も月2回ペースくらいで聞き続けはしました。こちらが聞くのを止めると時効になってしまいそうだったからです。

 

結果‥‥未だに返してもらってはいません。というか、諦めました。彼の完全勝利です。

 

時間を奪ってくる

二つ目はズバリこれ。ずっと一緒に居たがるんですよ。一人の時間が大好きな僕からすれば、お金もキツいけどこれはもっとキツかったです。

 

基本同じ授業を取っていたので(向こうが合わせてきて)、朝の登校も一緒、昼食も一緒、当然部活も一緒、下校も一緒、夕飯も一緒。僕としてはこれだけでもちょっと息苦しい感じでしたが、これだけで終わりません。

 

休みの日、ゆっくり出来る貴重な時間も例外ではありませんでした。突然「今来られる?」のLINE。時間は問わず、昼の時もあれば晩飯時もあるし、23時回ってることも。

 

当時の僕は、なるべく暇だったら彼の為にも行ってあげたいという、今考えると理解不能な優しさを発揮し自分の時間を犠牲にしていました。

 

中でも酷かったのは、晩飯時に来た「ねえ、晩ご飯もう食べた?まだならウチ来て作ろ」ですかね。僕もご飯はまだだったので行きましたが、作ったのほぼ僕一人です。俺はお前の彼女か!その後はド直球に「ウチ来て作って」に変わりました。結局それが本心じゃねえか。

 

振り返り

僕の経験をここまで一部紹介したわけですが、皆さんきっとこう思うでしょう。

 

「は?お前甘やかし過ぎだろ。断りゃいいじゃん。お前も悪い」と。

 

今振り返ったらまさにその通りです。思い出す度後悔しますもん。Aさんに悪気が一切なかった分余計に甘やかしてたと思います。でもこれ、意外と誰でも陥る可能性があるんじゃないかと僕は思います。特に僕みたいに良い人過ぎる人。ここでの「良い人」は皮肉ですからね。自分を優しい人とか言ってるんじゃなくて、ただ都合が良くて自分の意思を伝えられないだけ。

 

これはもう自分の意思でなきゃ変えられないことです。待ってても我慢しても改善されません。綺麗事を言うつもりはサラサラないですが、あえて言うと自分の人生なんだから自分の好きなように生きた方が楽しいです。うん、確実に言えるね、これは。そのためには人間関係を自分で選択していく必要が絶対あります。

 

それに気づいた僕は、その人と接している時に素の自分でいられるかという基準の下、要らないと感じた関係は切るようになりました。もちろんこのAさんも。結局人間関係量より質だしね。まして僕の場合たかが大学の友人です。一緒に仕事していく人じゃないので無くちゃいけないものでもありません。我慢するだけ無駄です。

 

僕の場合、連絡をこちらから一切せず、向こうからの誘いはほぼ断り、その分他の友達との仲を深めることで徐々に距離を置きました。無言の圧力ですね。俺に近づくなよ、という。

 

我慢の日々から解放された今では自分の好きなように時間が使えますし、本当に気の合う友人と楽しく過ごせているので、この選択は間違いではなかったなと思います。お金は返して欲しいけど。上記の635円と別日の400円。合計1035円、待ってまーす♪(2年経っても金額覚えてる自分が怖い)

 

友達に優しすぎて自分の精神をすり減らしている人には是非伝えたいですね~これ。見てる人少ないから影響力皆無だろうけど。