【地雷】「よくあることだよ」という慰め方は逆効果！？

どうも、ダービーです。

これを読んでいる多くの方は、悩んで落ち込んでいる人を前にしたときにおそらく慰めてあげよう・励ましてあげようと、何か言葉をかけてあげるはずです。（まあ、僕はするかわかんないけど）

相手を慰める・励ますのって、かなり言葉を選びますよね。場合によっては逆にダメージを与えることになるかもしれないし。

中でも「よくあることだよ」という慰め方は、ハッキリ言って人を選びます。人によっては救われるし、人によってはイライラします。

そこで今回は、「よくあることだよ」という慰め方がなぜ地雷になり得るのかというテーマで好き勝手書いていこうと思います。

もくじ

ズバリ、あなたの悩みはありふれたものだと言っているのと同じだからです。

確かに言った側に悪気はないし、大きな問題じゃないよ・気にするなというメッセージがあることは分かります。

ただ、そんなつもりがないとしても、人によって捉え方は様々。中には君の悩みはよくある悩みだから大したことない・気にするに値しないという受け取り方をする人がいるのも事実です。

そういった人に対しては、まさに地雷となるでしょう。特にプライドの高い人には相性最悪です。お前に何が分かるんだ！というのがオチです。

つまり、この励まし方は人を選ぶ諸刃の剣と言えます。

「よくあることだよ」というセリフを使うことが悪いとは思いません。ただ、たいていこのセリフの後には続きがあることが多いです。

俺だってさぁ‥‥とかこの間だって‥‥とか。励ます手段として、自分の体験談を話してあなただけではないよと励ます目的があるのは容易に理解できます。

しかし、この手の話は、相手の悩みを聞いている段階ですでに考え始めている場合が多い印象があります。（個人的に）

つまり、「そんなことないよ」はこれから自分が話す内容への導入、枕詞にすぎないのではないかということです。あくまで僕の考察ですが。

相手の悩みに答える方法は大きく２つあると思います。

・共感

・アドバイス

これだけです。

アドバイスに関しては、特に女性には地雷になり得ますが、大きく分けると悩み相談への乗り方にはこの２つしかないと思われます。

では、「よくあることだよ」は何に該当するのか。

何にも該当しません。

共感は「辛かったね」とか、アドバイスは「こうした方がいいんじゃない？」とかです。それに対し、「よくあることだよ」は言ってしまえば一番省エネで済む答え方です。

共感であれば、相手の話をよく聞いてその気持ちに寄り添う必要があります。アドバイスは、相手の問題を正確に理解してそれに応じた答えを導き出す必要があります。

「よくあることだよ」は、最悪相手の話を十分に聞いてなくても答えられます。その言葉の後に、よく似た自分の体験談をすればなんとなく形にはなります。

そういった意味で、「よくあることだよ」は正確に言うと慰めでも励ましでもない中途半端な受け答えと言えるのかもしれません。

「よくあることだよ」は、まさに諸刃の剣です。人によってはより傷つけることになるかもしれません。さらに、使い勝手がとても良いのも特徴です。脳みそを働かせなくても答えられるフレーズです。

しかし、悩んでいる本人は至って真剣。だからこそ、悩み相談に乗る時は、相手の話をまず一度しっかり受け止める必要があります。そこに自分の思考を織り交ぜてはいけない気がします。

そう考えると、悩み相談を受けるということ自体そんな簡単なことではないなと、個人的には思います。

相手の気持ちをきちんと汲み取り、どう返せば傷つけずに励ませるのか。そこまで考えられる人でないと、気軽に相談に乗るなどと言ってはいけないような気さえしてきました。

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