文頭の「あなた」という言葉が与える影響力
どうも、ダービーです。
あなたが、情報を取捨選択する基準ってなんですか?僕の予想ですが、おそらく自分に関係がありそうかどうかでしょう。
例えば、アマゾンのレビュー。
自分が全く買う気もないもののレビューをわざわざ読みませんよね?興味があるから・買おうか考えているから読むのです。
これを逆手に取って「自分に関係があるかも」と思わせてしまえば、相手の行動に影響を与えることも可能になるかもしれません。
その肝心の活用法。それが、タイトルにある「あなた」という言葉にあります。
今回は、文頭の「あなた」という言葉が与える影響力について話していきます。
相手の関心事に関係あると思わせる
冒頭の話がここと大きく関係してきます。
例えばこんな言葉。「あなたはこう思ったりしませんか?」「あなたの◯◯が危ない!」
「あなた」という言葉を使うことで「この情報は、あなたに関係することですよ」と思わせ、相手の注意を引く確率が上がります。
当ブログでも、地味にこの手法を使っています。色んな記事に共通して、「あなた」という言葉を用いた呼びかけ・メッセージを残しています。これは、「この記事はあなたの関心事にリンクしますよ」という意味を含んでいます。
そして、絶対に使わない言葉は「皆さん」です。不特定多数を指してしまうと、読み手1人1人の「自分に言っている」感覚(当事者意識)が薄くなります。
だからこそ、文頭(ブログでは特に記事のはじめ)に「あなた」という言葉を置くことで、自分にも関係があると思わせることができるのです。
お願いを通りやすくする
自分のお願いを通しやすくするのにも役立ちます。
例えば、休日に文化祭の準備をすると言われた場合。
僕なんかは、休みの日にわざわざ行きたくないし、平日まじめにやれば終わるじゃんと思う場面です。
こんな時は、「君は僕抜きでも大丈夫そうかな?」という言い方をするのが効果的。
参加するべきかどうかという問題を、自分抜きでも成り立つかという問題にすりかえることができます。
これがもし、「それって僕も行かなきゃダメかな?」という言い方だったらどうでしょう。自分勝手でわがままと思われてもおかしくありません。
全員参加するのが普通、という意味不明な理屈を説得するのは至難の業。あなた自身にとってどうかというポイントに目を向けさせることで、説得をする必要がなくなります。
自尊心をくすぐる
「ありがとう、助かったよ」よりも、「ありがとう、君のおかげで助かったよ」という言い方をすることで、より相手を満足させることができるかもしれません。
「ありがとう、助かったよ」だと、主語は自分になります。自分が助かったという意味合いが強くなります。
反対に「君のおかげで助かったよ」は、同じく自分が主語ですが、相手要素がしっかり含まれていることがお分かりかと思います。
まとめ
なにげに、この記事の冒頭にもこれ見よがしに「あなた」という言葉を使っていたりします。
ブログにおいては、本文の冒頭よりもタイトルの方がもっと重要であることに変わりはありません。だからこそ、記事を見に来てくれた人を早々と帰してしまうことは絶対に避けたいところ。まあ、僕も効果が出ているかは分からないですがね。
個人的には特に、やるのが普通と思われている面倒くさいことを断る際に使えるテクニックだなと思います。(会議・飲み会など)